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内容説明
日本人にとって「神様」とは何なのだろう? 日本には哲学がないと言われる。そんなことはない。神様とどうつきあうのか、古来からちゃんと考えてきた。記紀から近世、近代まで鮮やかに展望する楽しい思想史。(講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
樋口佳之
40
神道の家に育ったらどうだったのだろう。もっとなるほどなるほどと読めたのかも。その感覚無いので難しいお話は頭に残りそうも無いけど、神さま、お祭り、ばか正直話は合点だな。2020/09/03
はら
17
日本の宗教ってあるのかという疑問から手に取った。仏教や儒教の影響を受けつつも日本独自の思想がみれる神道思想史の解説をしてくれる本。昔の日本人はどういう風に世界を捉えていたのかということを知れて面白かった。印象に残った点は2つある。1つ目は、神道にも創世神話があること。神道は具体的な教義や教説が存在しないと思っていたから、伊勢神道において神道五部書を教典とするいわゆる創世神話があるというのは驚きだった。2つ目は、神道信者の中でも様々な神話の解釈があってそれによって教義や教説の内容も変わっているということ。2018/08/19
渡辺(読書/散歩)
16
日本の神道史を追いながら、日本人が目に見えない範囲のことをどのように解釈してきたのかを解説した本。伊勢神道から吉田神道、垂加神道と、時勢や外来思想の影響を受けながら解釈を二転三転させてきた神道の歴史は興味深い。日本の神様には善なる側面も悪なる側面もあるという多様性の面白さ、そんな神を正しく祀ることの大切さ、その影響が見てとれる昔話を取り上げて考察している章が面白かった。 https://book-attic.com/shintou22025/05/02
chang_ume
13
「神を祭ることの内にある緊張」について神道教説を平易に説き明かす。神との出会いを「風景の反転」としながら、各教義を普遍性・世界性の域にまでパラフレーズする著者の筆から、神道なるものを内側の視点から記述するとこのように語り得るのかと強く感銘を受けた。伊勢神道の外宮発・二元的な世界理解、それを顕密の文法に落とし込んだ吉田神道、語呂合わせの屁理屈からマゾヒスティックな君臣秩序(奴隷根性)を説く垂加神道、一転して世界の不定なる何かに共感を寄せる復古神道。神道教説がこれほどリッチなものとは。まさしく神道の逆襲です。2021/07/16
tetuneco
13
無私・無欲の心情が日本人の重視する心情か。そんなことが昔話に込められていたとは。2012/02/11
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