内容説明
北朝鮮への武器密輸を暴くため、カブリーヨは大胆不敵な作戦に出た。しかし、正体を敵に見やぶられ、ベネズエラ海軍の激烈な反撃を受ける……。だが、それは悪夢のはじまりにすぎなかった。カブリーヨたちの行動はすべて把握され、乗組員はつぎつぎと攻撃にさらされる。鉄壁であるはずの船の秘密が盗まれているのか? やがて、ドローンからニュートリノまで、ハイテクを駆使する謎の人物が浮かびあがる。敵に迫るオレゴン号は、100年越しの巨大な陰謀の渦中へと! 海洋冒険小説の巨匠最新刊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
174
敵の秘密兵器は凄すぎた。題名は<ピラニア>だが、それは前座にすぎなかった。あり得ない究極兵器が主人公たちを追い詰める…それ強すぎだろ!チートだろ!と叫びたいが。それでもとうとう勝利を得て一件落着。最後までハラハラし通し、すごかった。歴史×ミステリ要素もあってこれがまた良い味を出している。ファンサービスなのか、カッスラー作品のカブリーヨとモリソン作品のタイラーロックが握手する場面まで出てくる。(@_@;)カッスラー作品には作者自身も登場して自ら名乗るものもあるのだが。 2020/07/03
KAZOO
113
後半に入り更に面白くなりました。たまたま平行して読んでいるシリーズの主人公が脇役ながら出てくるのはご愛敬。天才的な科学者一人より、チームのみんなが力を合わせた方がいいと、かっこいいことを主人公は言っています。まさにその通りです。2016/08/30
Richard Thornburg
13
感想:★★★★ 今までは見た目から来る奇襲作戦を得意とするオレゴン号でしたが、今回はどの秘密兵器を使っても不利な戦い… でも、そんな不利な戦いを切り抜けられる知恵が勝利したって感じがいい感じかも。 ボイド・モリソンとの共著で、しっかりとタイラー・ロック & グラント・ウェストフィールド登場(^-^) 同じような冒険モノを追いかけているヒトにはいい感じのサプライズかな? ラストのアクションは手に汗握ります。2017/06/30
なつみかん
10
流石のカッスラー節でした。(これは共著ボイドさんの筆も入るのかな)今年の図書館本はC・カッスラーとS・ハンターの未読に手を出そう!2021/01/27
コブタ
4
本作から共著者が工学博士になったからか、ニュートリノの性質やらが割と理解でき面白く読了できた。大学図書館から路面電車への銃撃アクションは相変わらずのノンストップで堪能。著者老いて益々盛ん。2016/09/12
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