内容説明
この国に必要なのは、子どもの可能性を伸ばす理想の小学校だ――就活中の学生たちが、夢に向かって立ち上がった。設立のための資金は四億円、意気と情熱で奔走していく彼ら。だが前途に待っていたのは挫折、裏切り、そして黒い策謀だった。彼らが思い描く「志ある授業(エデュケーション)」は実現するのか。不可能に挑む青春群像を描き心震わす力作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
8
ゴールに辿り着く事は大切である。特に、それを応援し、協力してくれている人がいる場合には、それに報いる方法としてゴールに到達すること以上のものはない。ただし、それは何を捨ておいてもゴールにたどり着ければ良いというわけでもない。その過程で大切な物を捨ててしまえば、ゴールテープを切ってもそれは当初考えていたゴールに辿りつけていない可能性もある。2016/03/10
魂の叫び
8
図書館から借りました。 「みつけて、ひっぱりあげて、はぐくむんです!」 教育イコール、エデュケーションではない。エデュケーションの意味を深く違う意味で書いてます。理想の小学校とは何か?主人公の熱い思いは内に秘めてながらも心の中に蒼い炎が見えてきます。仲間達のキャラクターもそれぞれいい味をだしてました。先生や保護者に読んでもらいたいかな。2016/02/08
読書実践家
7
学歴社会をよく反映しつつ、そこからドロップアウトすることの面白さも感じ取れた。2016/03/01
toshi
6
若者たちが夢を追いかけて困難に立ち向かう物語。 その夢が、理想の小学校を作ること・・ということで、当然その理由も書かれてはいるけれど最後まで共感できなかったため、彼らにも思い入れできなくて醒めたままで読み終わった。 この手の小説らしく、利用しようとする人と協力する人が色々登場し物語を彩っていく。 最後まで夢が実現しない終わり方が良い。2016/01/16
RUN DOG
2
夢を叶える為の人脈の大事さを再認識!2016/05/19