内容説明
古い慣習に縛られた男性優位の国、スリヤム。財務アナリストのミーガンは、その国の近代化プログラムを苦心して作成したが、女だからという理由で、土壇場で担当を外された。スリヤムのシーク、カシム・アル・ラシドの意向だという。ミーガンは激怒し、会議の席で食ってかかった。「宇宙の帝王でいるのは、さぞいい気分でしょうね!」だが、シークは動じることなく、ヘレンを肩に担いで別室に運び、有無を言わせず唇を奪った。服従を強いるキスなのに、あろうことかヘレンは陶酔して……。★勝ち気なヒロインと尊大なシークが互いの意思に反して惹かれ合っていく様を情熱的な筆致で描きます。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
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このヒロイン、仕事の依頼をされているのに、依頼主の国王であるヒーローに対してタメ口同然で、従者の前でもファーストネームで呼び捨てにするなんて、社会人として許されることではないと思います。ヒーローはその勝気さに惹かれたみたいだけど、上司に女性軽視の続く国の体制に合っていないと、外されたけど、あながち性格的に不適正だと言われたのは間違いではなかったと思う。ヒーローの忠告も全く聞かずに自分の感情だけで押し通そうとして毎回問題を起こすヒロインに、途中でウンザリしてしまいました。2015/12/01
ちゃろ
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⭐⭐⭐財務アナリストのヒロインとシーク。前半部分はヒロインが勝気で女性の権利を主張してお約束通りヒーローと対立するがシークにとっては、勝気で言い返してくるところが魅力だそーだ。私にはその魅力がわからなかった。。2014/05/19