ファミ通文庫<br> この恋と、その未来。5 -二年目 秋冬-

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ファミ通文庫
この恋と、その未来。5 -二年目 秋冬-

  • ISBN:9784047341418

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内容説明

山城との一件で三好を傷つけ、未来の信頼も失ってしまった四郎は、父の誘いで京都を訪れた。そこで三並と西園から、未来とともに結婚式に招待され困惑する。しかし未来から真実を知らされ、以前と変わらず接してくれる和田と梵、そして広美のおかげで徐々に日常を取り戻していく。そんなある日、梵に望まない婚約者のことを相談された四郎は、未来の妙案で仲間達と団結し、彼女を助けるため文化祭で一芝居打つことにするのだが――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

73
シリーズ第五弾。三並と東雲の結婚、そして梵ちゃん婚約者騒動等々が描かれた話。色々と衝撃的すぎて頭が追い付かん。未来との関係、三好との関係、そして広美さんとの関係、そのどれもが予想とは全く違った結末に辿り着いていて、只々驚かされました。特に未来との関係は、途中で良好になっていただけに本当予想外過ぎる。未来と四朗が出した必然とも言える結論は親友同士として尊く思うし、何時かまた二人が笑いあえる日が来てほしいですね。広美さんも良い女やわ。こんな濃厚な人間ドラマ他じゃ読めないのに、これを打ち切るとか何考えてるの?2016/05/29

よっち

59
三好を傷つけ未来の信頼も失ってしまった四郎は父の誘いで京都を訪問。そこで三並と西園から未来とともに結婚式に招待され困惑する第五弾。広美の支えや未来のフォローもあって徐々に落ち着いてゆく日常。どうにか少しずつ取り戻せたものがあった一方で、確実に失われてしまったこともあって、頭では分かっていてもどうにもならないことのように、時間が解決するしかないこともあるんですよね。だからこそ彼らがこの先どうなってゆくのかとても気になるので厳しい状況は残念ですが、媒体は何であれ最後をどうまとめるのか気長に待ちたいと思います。2016/05/27

わたー

57
★★★★★終盤の怒濤の展開が衝撃的過ぎる。前回ラストで露呈した四郎の恋心。四郎の想いを知り、壁を作るようになった未来。二人の関係は梵ちゃんの婚約者をハメるための一芝居を経て、徐々に良好になってきていたと思っていただけに、この未来の決断には驚かされた。例え結ばれることがなかろうとも、二人には幸せになってほしいという願望があったために、「良好」などという甘い希望を持ってしまったのだろう。とても気になる終わり方だっただけに、あとがきで更に衝撃を受けた。マジかよファミ通。「吸血鬼」に引き続き、こっちもか。2016/05/28

Yobata

57
山城との一件で、三好,未来の信頼を失った四郎は父の誘いで京都を訪れ、三並と西園の結婚式を知らされる。それは未来と共にの招待で困惑するも、梵を始め、ぎこちなくとも未来や和田との和解で徐々に日常を取り戻してゆく。そして文化祭に梵の婚約者が現れ、未来とある計画を試みるが…。ファミ通マジか…「吸血鬼」に続いてこの作品もか…。事実上完結。山城に振られた未来の件で、自暴自棄気味だった四郎。自分のすべき事は未来を想い続けることだと胸に秘めるも、広美から“若さ”だと諭され,そして梵ちゃんの婚約者陥れ作戦で味わった→2016/05/27

オセロ

54
全てを失った四郎が文化祭をキッカケに少しずつ未来達との関係を取り戻したり、バイト先で広美さんを助けたりして徐々に自分の進む道を取り戻していく四郎だったけど、そんな四郎を待っていたのはあまりに残酷なもので。この物語がどのような結末を迎えるのか、最終巻となる次巻が楽しみです。2022/01/12

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