内容説明
世界最大、2000年のベストセラー!“そこ”には何が書かれているのか?地図・絵画も満載!人生に効く! 教養として、『聖書』の知識は欠かせないイェルサレムはなぜ三つの宗教の聖地になった? モーゼの「十戒」とは? イエズスの“復活”の真実 「福音書」「黙示録」には何が書かれているのか人間の「罪」と「愛」とは?イスラム教はどのようにして生まれたか?迫害されたキリスト教がなぜ世界最大の宗教になったのか意外なエピソード・おもしろすぎる謎起源、歴史、文化、対立、影響……すべての疑問に答える最強の入門書!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じーにあす
26
「超訳 ニーチェの言葉」の白取春彦さん。聖書に関わる知識をざっくりと述べられる。聖書が書かれた歴史的背景や、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の考え方の違い、イエズス・キリストの生涯、実際の旧約聖書と新約聖書の中身などが分かりやすく説明されている。また、キリスト教に偏った視点ではなく客観的な視点で書かれている。無宗教な私にはとても分かりやすかったし、聖書はどう生きるかの指針なのだなと思った。この世界を二千年以上動かしてきた大きなものの視点。「聖書を知れば、世界がわかる。いや、その前に人間がわかるのである」2022/02/10
もえ
21
イスラエルパレスチナ問題で今更ながら興味をもち読み始め、手に取った。ユダヤ教は選ばれた民である自分達だけはいつか救われる!だからとにかく律法を守るんだー!っつってて、キリスト教がそれは頭硬すぎワロタ、愛が大事でしょうがって言ってる感じかな。イスラムの経典にイスラム教徒意外はクソだから殺せ、て書いてるのが意外だった。過激派が猛烈な拡大解釈してるのかと思ってたらそのまんまだった。キリスト教成立の流れがざっくりわかって面白かった。 聖書のダイジェストまでは読みきれなかった。2023/11/15
SIN EIM
17
【イスラム教、ユダヤ教、キリスト教】イスラエルパレスチナ問題について知りたいと思って読んだ。領土問題、イギリスの介入などにとどまらず、教えの源流を紀元前まで遡って宗教的対立の歴史を説明している。網羅的である章と具体的である章のメリハリがはっきりとしており、知らない発見があり、知っていることを更に深めることもできた。イスラムの経典に「イスラム教徒意外はダメ」「多神教は絶対ダメ」と明記されている下りで、ポケモンが教えに反すると禁止になったニュースを思い出した。2025/03/06
カマボコ
12
Audibleで3周、書籍も購入し寝読中、面白い。以前読んだ京極夏彦さんの「地獄の楽しみ方」がきっかけで聖書に興味を持った。生まれて初めて聖書の成り立ちを知る。バイブルの語源はギリシア語のビブリア(本の複数形)。聖なるという形容詞はない。時を重ねた書物の複合体なんだと初めて知った。和訳では違う意味合いが付け足されている。十戒もそう。和訳だと短い言葉で神が人間に命じる印象だけど、ヘブライ語や英語では、あなたはそんなことしないと信じているよ と表現されて印象がまるで違う。2025/01/27
はるき
12
ざっくりとした流れを分かりやすく解説してくれるんですが、凄みがありすぎる…。今に続く歴史の重さに気が遠くなります。取り敢えず、旧約聖書と新約聖書の違いは理解しました。2024/06/16