内容説明
ジュリーが秘書を務める教授が退官することになり、新しいボスとして、世界的権威の医師、シモンがやってきた。長身の魅力的な姿に心をときめかせるジュリーだったが、彼は仕事に一途で何かにつけ厳しい態度で接してくる。その冷たさと、たまに見せる笑顔との落差に戸惑いながらも、彼女はボスの要求に応えようと懸命に働いた。ある日、仕事でオランダへ行くという彼に同行を命じられ、ジュリーは二人きりになる不安とともに密かな喜びを感じた――そこで、淡い恋心がはかなく散ることになるとも知らずに。
*本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
2
ドップリのベティー節です。気の強いヒロインに、以上に服装に見栄を張る家族、そして仕上げは自分の気持ちにも鈍感で、ヒロインへの気持ちに気付いてからも、ヒロインの母親と妹とは親しくしても、本人とは距離を置き、気持ちを伝えることも気にかけていることを表すこともなく、扱いにくいことこの上ないです。ベティーさんのヒーローはヒロインを気にしながらも、他の女性との会話や、触れ合いを大切にする傾向があるんだけど、こんな人と結婚したら妻としては平静ではいられないのでは?落ち着いた、ワーカーホリックの男性像だろうけど、苦手。2017/02/10
ととめ
0
ヒーローが若かりし頃に年上の女医との恋に破れて以来、恋愛には淡白になったエピソード辺りでやっと、既に読んだ事がある話だと気付いた。でも最後まで読んじゃったよ。開業医だった父が突然他界し、きょうだいの学費の為にカツカツの生活してるヒロイン一家。服もリフォームしたり大切に使いまわして取り繕っているのに、凄いでしょ!とペラペラ喋っちゃうヒロイン妹が結構好き。2017/04/07