竹書房怪談文庫<br> 「超」怖い話 怪罰

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竹書房怪談文庫
「超」怖い話 怪罰

  • 著者名:久田樹生【著】
  • 価格 ¥691(本体¥629)
  • 竹書房(2016/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784812447321

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内容説明

些細な事で恨みを買い、とんでもない仕打ちを受けることがある。時には何の非もないのに、逆恨みから地獄に突き落とされることもある。生きている人間が相手ならまだいい(対処のしようもある)が、それが得体の知れない何かであったならば……?この世ならざるモノに因縁をつけられ、家族もろとも、時には数十年にわたって呪われ、執拗に攻撃され続ける人たちの恐怖体験を記録した中編「さる」「住まう人」「半生」の3本に、切れ味鋭い短編を挟んだ究極の実話怪談集。行間からも溢れだすその禍々しさ、果てのない恐怖の連続に、怪談ジャンキーならずとも奇妙な昂揚感にうち震えるだろう。怖ければ怖いほど、忌まわしければ忌まわしいほど、人は魅せられ惹かれてしまう――それが“他人事”であるうちは。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

12
目玉は連作三つっぽいが、思ったほどパンチの効いた話は無し。むしろ普通の短い話の中にこそ不条理が出ていたように思える。ただそれも良くも悪くも普通の実話怪談の枠組みの中で。不思議な話だとは思うけど、震えあがるようなものはなかった。これは実話怪談というものに慣れきった自分のほうに原因があるのだろうか。2011/11/02

パブロ

6
脳髄にズシンとくるという話は皆無。だからって、面白くないワケじゃない。日常生活にじんわりと忍び込む不条理な恐怖を、これまた体験した人が感じたであろうそのままの不可解さで描いている。だから、話もオチで終わるよりも、釈然としない気持ち悪さを伴っている感じ。この著者の実話集をいろいろ読んだけど、他の実話怪談執筆者のように自分の強烈な個性を出すってより、出さないことに徹しているのかな〜。とはいいつつ、この人がもっとうねうねし出すことをモーレツに求む!2011/11/02

王天上

4
何となくのどかな印象の話が多く、ぼんやりとしたまま読了。続けざまに怪談本を読んでいるので感覚がマヒしてきたのかもしれない。2015/08/30

☆kubo

4
中編では「さる」が一番良かったかな。「記念日の朝に」はいい話。2012/10/02

澤水月

4
ラストの中編「住まう人」ぞわぞわ来る。てか不条理系の短編たたみかけも含め、全体に本作はぞわぞわ来っぱなしでガタガタしながら読みました。特に「さる」シリーズ怖すぎる2011/10/31

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