講談社文庫<br> 天井裏の奇術師 幸福荘殺人日記(2)

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講談社文庫
天井裏の奇術師 幸福荘殺人日記(2)

  • 著者名:折原一【著】
  • 価格 ¥691(本体¥629)
  • 講談社(2016/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062770323

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内容説明

幸福荘――推理作家小宮山泰三を慕うあやしい住人たちが、南野はるか争奪戦を繰り広げたアパートは瀟洒な三階建てのマンションに建てかわった。その第二幸福荘の前で花束を捧げ泣いていた謎の女性。そして始まる九転十転の逆転劇……。前作『天井裏の散歩者』を凌ぐ衝撃の結末とは!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

90
幸福荘殺人日記第2弾。3階建てマンションに生まれ変わった幸福荘に、また新しい住人が住み着く。そして再び、フロッピーディスクの中の物語を見つける。よって、以下は再びフロッピーの中の物語となる。前作同様、幸福荘の中でドタバタと事件が起こり、それを推理する読者と同じく、物語を想像する作中人物。二転三転は当たり前、しかし、これは折原叙述トリックのパロディではないかと気づく。それならば、折原作品を数冊しか読んでいない段階で本作品を読むと、他の折原作品のトリックの手法が解って仕舞うかも。この手法、此は此でくせになる。2018/11/10

ダイ@2019.11.2~一時休止

55
幸福荘その2。連作短編集。またまた見つかったフロッピーから始まるお話。展開は同じだけど、同じように騙された。2013/12/23

nobby

51
前作に続き、もうぐちゃぐちゃ…前半は様々な視点での手記を重ねる手法が懐かしくニンマリ。中盤からは人物相関など分からなくなり、何度もページ戻って確認を楽しんだ。後半はやり過ぎ感もただよい、続編これにて終わりでいいんだと思う。一行もしくは一つの事実でではなく、細かな描写で何回もひっくり返す叙述の真骨頂!人は選ぶと思われるこの作風、自分は間違いなく病みつき。それにしても南野はるかには会ってみたい(笑)2014/10/16

nemuro

48
『名探偵のままでいて』(小西マサテル)に続く“しりとり読書”127冊目。折原一は前作の『天井裏の散歩者』(2011年6月「文教堂書店函館テーオー店」購入/同年8月読了)に次いで2冊目。当時「予想通りのオチのような気もして物足りない」とも述べつつ読了直後「くまざわ書店函館店」での購入。その後、段ボール箱内で「函館~芦別~網走~函館」の旅を経て富良野にて開梱。ようやくの登場と相成った。「本書は1997年10月刊行の角川文庫版を改題」して「2011年8月12日第1刷発行」。好みが分かれるところ。さてどうだろう。2025/01/11

キムチ

48
やはり!の折原さん。前作を読まずして語るなかれとあるが、私的には十分に幸福荘の人間関係と俯瞰する折原一さん、南野はるかの怪しさを咀嚼した…で、未消化。ぬらりひょんなんです。正体を捕まえたと思いきや「実は…」が始まる。はっきりいってルール違反かと思うけど。叙述の展開と背後を飛ばし読みじゃすかされると考え、じっくり読んで…これ。他の作品にもアタックしてみよう。2015/07/22

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