内容説明
首切り兎、再び。入り乱れるは血と硝煙。
ある傭兵部隊が盗み出した30億円相当のダイヤモンド。
正規登録されていない違法ダイヤモンドを現金に換えるべく、彼らがダイヤを輸送している途中に事件は起きた。
バニーガールの強襲。つまり呂商会の介入。
一刻を争う傭兵部隊は、日本に人員を派遣し30億円を抱える男との連絡をとる。彼もまた、バニーガールに執着する謎の男だった――。
その他様々な組織が入り交じり、この大きな山をかすめ取ろうと跋扈する。
ダイヤと金を巡る混沌が、再び世界に首切り兎を呼び込んだ。戦いの空気が、最凶の兎を世に放つ。
巫女、カウガール、チャイナ服。そしてバニー。
各組織が持つ、最強の戦闘員同士の戦いが幕開き、大金を巡る四組織、四者四様の殺し合いの火蓋が切って落とされる。詐欺、裏切り、だまし討ち。さらに血と消炎が吹き荒れて、全てが過ぎ去った荒野にはきっと何も残りはしない。ただ、栄光と欲望の残り香が彼らの死体を包むのみ。
果たして本当の勝者は誰なのか――。
セックス&バイオレンス第二弾。
イラストは、ライトノベル、ソーシャルゲームなどで活躍中の中原。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
43
バニーちゃん首チョンパ物語の2冊目。非合法な金とダイヤを巡った殺し合いが起きる話。うはー、今回も血と肉が飛び交い首がポーンと飛んでいく血生臭いお話でしたね。更にそれぞれの陣営が自身の利益の為に行動していくので、物語がどう動いていくのか全く予測できないハラハラ感もあって非常に面白かったです。三つ編みバニー、ポニテ巫女、パツ金カウガールの殺し合いは冗談みたいな格好してるのに、迫力は本物なので夢中で読み進めちゃいました。ただ死体が積み上がっていくだけの凄惨な物語ですが果たしてどうなるのか。次巻も楽しみです。2016/04/19
水無月冬弥
18
江波光則先生の #ラノベ まさかでるとは思わなかった第2巻、そして、今回もまた誰も救われない、頭のネジの緩んだバカたちが集って殺人パーティを繰り広げていましたねえ。特にあの人は……、これだけのことをやってまったく報われないとは。最後の展開は、グッドエンドってことでいいのかな? 2016/08/12
活字スキー
17
「なんだこりゃ」というのが正直な感想。作者もビックリ、まさかの首切りバニーちゃん続編だけどバニーちゃん意外と出番少ない。「続き?ンなもん考えてないし。てか俺ァ好きなもん好きなようにしか書かねぇぞ」とか言ってそうな潔さがビンビン、前作と比べると殺伐さもゴチャゴチャ感も上がってて、面白いけど読みにくい、何より商業的に大丈夫なの?と心配になるボンクラっぷりでした。おっぱいと首チョンパは正義!?……それにしても、作者はどんだけウィザードリィ好きなの?ww2016/07/20
中性色
16
バニーガールがやってくる。前回からさらに増えた形での争奪戦。ただ、この文量で裁くにはキャラクターが多すぎたか。あと前巻が面白かったのはグループの数構成自体はシンプルで見やすかったのもあるのかなぁ。しかし、バニーガールは引き継いでいくものなのか2019/09/10
ファーラス
13
まさかの2巻。『鳥葬』の時もそうだったが「続く要素がなく終わった話の続刊が出る」という江波作品。バキ最凶死刑囚編のようなものを、小説で読める喜び。1巻は無軌道チンピラーズ×モンスターパニックだったが、2巻はある陰謀に荷担した裏社会の用心棒(ミオスタチン・棒術・剣士・ハンター)たちがグシャグシャに殺し合う。大人になったはずの悪党達が、子供へと回帰の渦に飲まれていく、再生と死? 確実に人を選ぶが、バキ好きな人なら楽しめると思う。申し訳程度に挟まれた意味の薄い挿絵達が、作者とラノベとの距離感を表していて面白い。2016/04/30
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