圏外編集者

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圏外編集者

  • 著者名:都築響一【著】
  • 価格 ¥1,452(本体¥1,320)
  • 朝日出版社(2016/04発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784255008943

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内容説明

編集に「術」なんてない。

珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。
ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を
追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。
人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。

多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、
周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。

編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

74
独り身の老人を取り上げた『独居老人スタイル』、ラブドールなど東京のアンダーグラウンドを取材した『東京右半分』など、都築さんの最近の本はことごとく面白い。「圏外編集者」(フリー編集者)として約40年、本書は自分だけの編集的視点をもつことや、編集者にできること、メルマガ『ROADSIDERS’Weekly』の発行や将来の出版のあり方まで縦横に語っている。編集者としての仕事の醍醐味は、「取材に行って、新しいもの、新しい人を自分で見つけること、それ以外にはない」という。社内で通る企画は、「こんなに雑誌でも取材され2016/04/23

コットン

58
80年代、編集者としての世の中との関わり方が:大手出版者など先導役のマスコミが作るほんの一握りの豪華でオシャレな東京生活を実践できる人の部屋より、自分は大多数の若者が住む狭い部屋の写真を撮りまくり、オシャレ・インテリア写真集とまったく同じサイズにして、豪華っぽいハードカバーにして売り出す面白さ。 好きなことをトコトン自分でやってみることの大切さ!2018/09/26

けんとまん1007

55
面白いし、気づき満載、刺激受けっぱなし、賛同多数。自分の感覚を信じ、自分で動き現地へ行き・・・というスタンスに大賛成で、自分にも似たような部分がある。どうしても、何かあるとぐっぐってしまうのが大多数。そこででてきたもの・場所へとなるが、それはすでに多数派でありきたりなもの。そこには、新しさ、エネルギーはない。そのとおり。参考にするのはいいと思うし、そのうえで何を考え・行動(身体的な)するかだ。2020/09/03

山田太郎

37
常識がある変わり者じゃないと面白いモノなかなか作り続けられないよなと。常識ない破滅型だと死んじゃうし。音楽にしろ出版にしろ衰退してるのはネットのせいなのは間違いないと思うので、ドコモとかもうちょっとコンテンツ産業にお金突っ込んで欲しいものだと思った。2018/09/09

ホークス

36
2015年刊。拾い読みだけど、熱さはハッキリ感じた。まず「何かを面白いと感じた自分」を信頼する事なのだろう。偉そうな人の評価とか流行などを特別視しない。そういう大きさ強さの周りに居ると少し安心だけど、自分自身からは遠ざかる。そして、「自分の面白い」は追究するほど更に面白くなる。意外な発見をする事もあれば、新たな機縁につながる事もある。本書はとても真っ当だと思う。著者は60才となり悔いや愚痴も混じるけど、やたら元気だし覚悟が感じられる。空気が苦手な私にとって、見習えるところが多い。2023/10/15

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