蝉丸残日録（２）

著者名：ツナミノユウ【著】

講談社（2016/04発売）

• ISBN：9784063885903

内容説明

フラ○ツ・カ○カ超え!?　“虫に変身する”系物語の新金字塔!!　死に備えてカッコつけてはスベる日々。意外と平穏な日常を送る蝉丸に、突如異変が……。理想的な「死に方」の答えが今、示される！　蝉リーマン物語、感動のクライマックス!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[策太郎]

なんなんだろうこれは。最後の５話はB級映画のようでもあったが・・・もはやそれ自体もギャグにしか思えなかったｗ

2016/05/22

[ぷほは]

年末に蔵書整理をし、その際売るか残すか若干思案しつつ読み返し、結局残す決断をした本。もうちょい続けば良かったのにな。日々社会人が抱える不安やちょっとした人間関係上の気まずさを、まさに虫のようにみみっちい自意識と夏のセミのように小煩い言い訳によって彩った蝉丸の残日は、哀愁などという高等な感情を呼び起こすこともなく、ただ日々をもがきながらも楽しく気ままに生きる我々ニッポン人の心の襞を、それなりに丁寧ではあるが若干イラつかせる手つきでほぐしていってくれたり、くれなかったりする。それで全ての作品だ。良くも悪くも。

2016/12/25

[あとんす]

急展開になりつつも、最後までええかっこしいを崩さずに走り抜けた。読み進めるごとにあるあるネタの共感度がアップしていって、２巻は３０歳前後の人にドンピシャな内容だった気がする。あと頭と胴の境目がどうなってるのかすごく気になるんですが…

2016/10/06

[Dの字]

異様に細かい人間関係ネタのディテールの面白さはそのままに、ださくて泣けてかっこ良いラスト。最高じゃないか…。

2016/05/03

[まぁぼ]

見た目おかしいですが、社内の人間関係あるあるがメインです。蟬丸だけでなくほとんどの同僚がネガティブで面白いです。最後の方はスパイダーマンぽいですが、蟬です。

2016/05/17