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内容説明
日本古来より伝わる様々な古武術を学ぶことが、広がっている。古武術的な身体の使い方や意識の持ちようは、現代にも通じる知恵に満ちているのだ。では、古武術をたしなむとは、実際にどのようなものなのだろうか。老若男女の日常生活にも有効といわれる、古武術の考え方とは? 手裏剣術や柳生新陰流での自身の経験と実践をもとに、女性時代小説作家がわかりやすく論じる。【目次】はじめに/第一章 手裏剣術との出会い/第二章 指南法を工夫する/第三章 稽古者の心理と型の理解/第四章 武術で身体を見直す――軸と重心の話/第五章 身体内外の環境とストレス/第六章 古武術健康法/第七章 新境地を得る心の持ちよう
目次
はじめに
第一章 手裏剣術との出会い
第二章 指南法を工夫する
第三章 稽古者の心理と型の理解
第四章 武術で身体を見直す――軸と重心の話
第五章 身体内外の環境とストレス
第六章 古武術健康法
第七章 新境地を得る心の持ちよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネムル
7
柳生新陰流、棒手裏剣を中心にした古武術の技法が、心技体の点で日常にも役立てるように平易に語られる。正直古武術の健康法や体軸の話が文章と図版だけではピンとこないところも多く脇が甘い印象だが、新陰に関しては小転中伝という段位(?)を持つだけに明快で面白い。「基本=極意」と漠然とどこかで聞いたような武の思想などが読み解ける。著者の柳生小説群の副読としても。古武術ブームの魁となった甲野善紀氏の著作がやはり気になる。2013/07/22
LaVieHeart
4
武術というもの自体、心身ともに己の内と向き合うというものであると思う。心を乱す事なく一挙手一投足に意識を巡らせるという事は、一朝一夕になせる技ではない。 という事は、これは今日読んで今日から実践・体感できる本ではない。感覚的な話がほとんどで、実感できるまでにして何年かかるか分からないが、「意識して己の内に意識を向ける」という意義に気づけた事が、この本を読んで得た事である。 「表面的な機嫌や顔色にとらわれず、相手と自分にとって、本当に大事なことを迷わず優先させられれば、人間関係もずいぶん楽になるのだろう。」2024/06/12
Tatuyuki Suzuki
4
本にするのは難しいなって思う 手裏剣は肘をロックしちゃだめだってのがわかった2024/02/11
yyhhyy
4
タイトルの通り。姿勢や骨格と筋肉の連携の感覚がある人には読んでわかるのだと思うが、これから体得したい人には、表現が感覚的で難しい。後から振り返るための本。2022/12/30
magichour
4
拍子を外す。おされたら押し返すとか威圧されたら引くなどという単純な反応に陥る事は望ましくない。相手が当然と期待する反応を大きく外すことで、驚きを与えるのが技。 外部の刺激に惑わされない自分自身の「術」を持つ。2018/05/12
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