幻冬舎文庫 パンドラ（上）

著者名：井上由美子【脚本】/相田冬二【ノベライズ】

幻冬舎（2016/04発売）

• ISBN：9784344411289

内容説明

出世をあきらめ、家族に捨てられても、たったひとり癌特効薬の研究を続けてきた医師鈴木。長い歳月をかけ、やっと発見した新薬が、様々な人間の欲望に火をつける。スクープを追う新聞記者、利権を狙う製薬会社、その功績を奪い取ろうとする厚生労働省……。人類悲願の薬は、開けてはならないパンドラの箱だったのか？　衝撃の医療ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[りゅう☆]

抗癌薬開発の研究を続け、やっと成功した鈴木医師。癌が再発した愛美は自暴自棄になり、マモルと出会い系サイトで知り合った男に暴力と略奪を繰り返してきた。そして殺しの疑いで愛美を追う刑事的場。愛美に秘密の治験を行う鈴木。治験は成功し愛美から癌細胞が消えた。まだ公にできない抗癌剤の存在。そこに人間の欲望が沸き上がる。功績の横取りを目論む太田黒教授と厚労省深見、データを盗んだ同僚小夜子、非合法の治験を行った病院の理事長朋田は愛美を連れ出し、小夜子の恋人で新聞記者太刀川はスクープする。欲望まみれで見苦しいけど下巻へ。

2020/12/14

[James Hayashi]

ドラマの原作をノベライズ化したものなので、口語で成り立ちさらっと読める。すべてのガン細胞を抑止する奇跡の新薬を作り上げた医師。その新薬を我が物にせんとする 大学教授や治験に使われる若き無謀な乙女。とにかく多い登場人物と意味のない場面設定や会話。シリアス感よりドタバタ劇感の強い作品。因みに原作者は「good luck」や「白い巨塔」を手掛けたという。下巻へ。

2019/05/15

[ABE]

ドラマ版のＤＶＤ化を早く!!!

2008/06/15

[錐霞＊]

名前に惹かれて読みました。まだ小さかったから、難しかった。

[まんまるプーさん]

弟に借りて読みました。うーーーん？突拍子もなくて・・・

2016/04/10