メディアワークス文庫<br> からくさ図書館来客簿 第五集 ~冥官・小野篁と剣鳴る秋~

個数:1
紙書籍版価格
¥759
  • 電子書籍
  • Reader

メディアワークス文庫
からくさ図書館来客簿 第五集 ~冥官・小野篁と剣鳴る秋~

  • 著者名:仲町六絵【著者】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • KADOKAWA(2016/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048659123

ファイル: /

内容説明

冥官・小野篁が館長を務める「からくさ図書館」にも、秋が訪れていた。今日も篁は、図書館を訪れるお客様のため不思議な書物偽書を紐とき、現世で迷う道なしたちを天道へと導く。一方、その傍らで新米冥官の時子は、様々な謎に触れてゆく……からくさ図書館に施された術、そしていにしえの剣。冥官としての役目を終えた遥かな先達と、彼の愛する洛北の地、八瀬――。多くの出会いと経験を重ねる中で、時子の身に現れる、ある兆しとは……。悠久の古都・京都を舞台に紡がれる、優しいライブラリ・ファンタジー、第五集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

dr2006

73
現世に惑う道なしを冥府へ送る要職にあり、私設図書館を営む冥官小野篁と時子の物語。冒頭でこのファンタジックな設定を繰り返し紹介するのは、京都の文化や歴史への造詣深く、現世の京都に人外魔境の愛すべきキャラクターたちが馴染んでいる面白さを、沢山の人に知ってもらいたいからである。今回は日本画家を目指す青年の話と、伝説の剣の話、そして八瀬で現在も行われている赦免地踊りの話だ。この作品は悠久や冥府等生死を超えた千年周期のスケールの大きい物語だが、昨今の篁の活躍と時子の兆しが気になって仕方がない(笑)第六集も読みたい。2019/07/22

hirune

62
今回も面白かった♪思わず京都に行って歩き回りたくなるなぁ。八瀬の赦免地踊りの祭り、画像を検索して見ましたが、とても幻想的なお祭りですね!伝統を守り続けている京都の人たちって凄いですよ。時子さまの術の切れ味が良くなってきて、伸び盛りなんですね。フクロウが佇みインコが群れ飛ぶからくさ図書館の裏庭に行ってみたい♡何かとフクロウになっちゃう八瀬の大将は好きなキャラなので現生にもっといてほしかったな☆2016/09/29

ゆかーん

60
シリーズ5巻目。秋の京都では、「八瀬の大将」が閻魔庁勤めを終えて、天道の道を歩むのか、もう一度人として生まれ変わるのかの選択に迫られていました。どんな生き方が良いのか悩み続ける「八瀬の大将」…。人と道なしの出会いを見つめながら悩んでいた彼ですが、とうとう自分の生きる道を見つけ出し、未来を見定めることが出ました!ホッと一安心していた矢先に、今度は時子さんの身に変化が…?彼女の身に一体何が起きようとしているのか?次回の冬の京都に訪れる、からくさ図書館の謎が気になる所です。2016/11/27

山犬

52
いつものがら読んでいて安心する作品、冥官の人たちって現代に意外となじんでいますね。2016/10/06

ううち

50
第5弾。秋の京都の美しさが目に浮かびます。京都に関わる刀やお祭りのお話も良かった。美人画の上村松園さんの絵を検索してみましたが凄いわ。実物を見てみたい。八瀬の大将のフクロウ姿がカワユイ。2017/04/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10655005
  • ご注意事項

最近チェックした商品