内容説明
京都の一角にある「からくさ図書館」は、優しげな館長さんと可憐な少女が二人きりで切り盛りする、できたばかりの小さな私立図書館。 紅茶か珈琲を味わいながら読書を楽しめるアットホームな佇まいのこの図書館には、その雰囲気に惹かれて、奇妙な悩みと出会ったお客様が訪れる……。それぞれに悩みを抱えたお客様に図書館長・小野篁が取り出すのは、解決法が書かれた不思議な書物。そう、彼こそは現世で道に迷った道なしたちを救う冥官だった――。 悠久の古都で綴られる、ときにほろ苦く、けれど暖かなライブラリ・ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ううち
153
ファンタジーでしたが、最近読むことが増えた平安時代が絡んだ優しいお話だったので読みやすかったです。篁さんが実在する人物だとは知らなかったけど…男子にはちょっと厳しいのかな?珈琲か紅茶付きという私立図書館は通いたくなります。『うまし国』のお料理が美味しそうでした。2015/06/22
よっち
110
京都に作られた私立「からくさ図書館」を舞台に、館長小野篁と時子さんが、訪れる利用者に憑いた「道なし」を天道に導いてゆくお話。小野篁だけでなく、時子内親王も実在人物なんですね。平安時代を生きて冥官となった二人と現世とのギャップとか、当時は親子くらいの年齢差があったはずなのになぜか数歳差になっている二人の微妙な距離感とか、登場人物たちもみんないい人達ばかりで、主張するようなインパクトはないですが、優しい雰囲気とか世界観が好きな人には、楽しめるお話なんじゃないかと思いました。今月刊行の次巻も楽しみにしています。2014/03/12
よむよむ
84
著者の「おとなりの晴明さん」とのつながりがあると知り読んでみた。京都に佇む「からくさ図書館」は私立図書館で、そこを切り盛りする館長がなんと平安時代に活躍した小野篁だというから驚きだ。名前ぐらいしか知らなかった小野篁はとても興味をそそる逸話を持っていたんですね。昼は朝廷で官吏を、夜は冥府(⁈)で閻魔大王の下で裁判の補佐をしていたと言う。冥府との往還には井戸を使ったとされ、それらしき井戸も実在するようだ。その逸話をもとに描かれたらしいファンタジー。京都の雰囲気と相まって軽く読め楽しかった。シリーズ読んでみたい2019/11/15
ミホ
73
ミステリー酔いとまではないですが、急に人が死なない本が読みたい…と思い立って差し込み読了。死に近接してました、おっと。京都の図書館を舞台というあらすじで気になりまして、ただ思っていた以上にファンタジカルしてました。ライブラリ・ファンタジーだそう。実在した小野篁、彼は夜毎井戸を通り地獄へ降り閻魔大王の裁判の補佐をしていたといわれているそうで、彼を中心に主軸としたファンタジーです。そちらの話はあまり詳しくなかったのでいずれ関連書籍も見てみたい。子子子子子子子子子子子子を読んだ人というのは何かで見かけた記憶が。2016/05/04
風里
67
小野篁に惹かれて手に取ったけれど、別に篁でなくても成り立つお話だった様な。 葵祭のお話では時子の存在が生きていたので、あながち間違いではないのだろう。 続編が出るなら気になるところ。2013/08/14
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