- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
【ご購入の前に】本電子書籍は固定レイアウト版です。文字の検索はできません。あらかじめご了承ください。
激動の時代と人間の探求から生まれた兵法哲学。戦いもまた人間の営みならば、人間をよく知るものこそが勝利する。孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略・司馬法・李衛公問対を総称して、「武経七書」という。本書の孫子・呉子は全訳、その他は代表的部分の抄訳である。決定版“必勝の戦略”。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
isao_key
3
中国の兵法書というと『孫子』が思い浮かぶが、他の兵法書については、ほぼ知らない。中国では『孫子』『呉子』『尉繚子』『六韜』『三略』『司馬法』『李衛公問対』を総称して武経七書と呼び、兵法の代表的古典だという。本書は『孫子』『呉子』は全訳、『孫臏兵法』を加えた6冊が抄訳されている。訳者は村山孚氏で、この方は別に神子侃の筆名を持ち、先日同氏の『葉隠』の現代語訳を読んだばかり。内容は全書の解題があり、本文を載せる。本文では、まず訳文を先に載せたあと、二段組で上に白文、下に書き下し文となっていて、とても読みやすい。2015/02/09
lily-hinax
1
冒頭の章からして次の内容。感動しました。「兵は国の大事なり…故に二つの条件を示す…【戦いに勝つ条件】①道（君主と民の意志）②天（時期）③地（資源）④将（人財）⑤法（規律）。【強さを計る条件】①道の優劣 ②将の優劣 ③天地の利 ④法の優劣 ⑤⑥兵の強度・錬度 ⑦賞罰の公平さ…この二つの条件を整え見極めない軍なら私は逃げる」とあります。孫子凄すぎ。「武経七書」も全て収録されており参考になりました。2016/02/13
耳目之学(不定期更新中)
1
「武経七書」と「孫臏兵法」の８冊が収録されています。ただし、孫子・呉子は全訳、その他は抄訳となっていることに注意が必要です。兵法書と言えば孫子が一番有名ですが、内容が抽象的なこともあり理解が難しい。一方、具体的な記述が多い尉繚子・三略・六韜は理解しやすいです。また、この３冊は孫子を参考にして書かれたらしく、抽象的な孫子の記述が具体的に噛み砕かれている箇所が多いです。このように、ある兵法書を読むことで、また別の兵法書の理解が進みます。その点、８冊もの兵法書が収録された本書は初めの一冊にピッタリですよ!!!!2010/11/18
HITO
0
仕事に疲れて，積んどいたこの本を手に取った。確かに本文にあるように，古代中国の思想は優れて人間観察に基づく，現実的な人と人の関係に関する研究の結果なんだなと強く感じた。実に面白い。そして数千年の時を超え，色あせないところが本当にすごい。2016/12/27
雪丸
0
2回目読了2016/09/11
