内容説明
帝都にいる〈天命の巫女〉からの追撃を受けながらも、王倫が立て籠もっているという梁山泊に辿り着く、燕青と林冲。 小舟に乗って、湖に浮かぶ島の中腹に構えられた要塞へと向かうと、二人の前に、一人の少女が現れる。 露出の多い真っ赤な衣装に身を包んだ彼女は「私は朱貴! 梁山泊最強の仙姑よ!」と名乗りを上げるのだった――。 大きな運命のうねりに抗おうと奮闘する、異能をもつ少年少女たちを描く、血沸き肉躍るファンタジー戦記、第弐巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
3
湖に浮かぶ島で新たな仲間と出会う今巻。―――出会いと戦いは何を齎すのか。今回は新たな仲間達との出会い、そして敵側の勢力再編と追撃部隊との戦いがメインとなっている。・・・味方側に旗頭となれる人材がいなくて唯一なれそうな人材は敵側に取り込まれそうという割とどん詰まりな状況な訳だが大丈夫なのだろうか。今回味方側は増量されたわけであるが未だに一つには遠く、敵は組織が完成している。さて、まだまだ敵は多そうであり状況はまだまだ有利にはほど遠く。予断を許さないこの状況はどこへと向かうのだろうか。 次巻も楽しみである。2016/03/12