内容説明
はるか昔。天から一〇八の魔星が降ってきて、国を滅ぼしたという。そしていま再び、その魔星が一〇八人の処女たちに宿り、その身に驚異的な能力を与える。 彼女たちを脅威と考えた皇帝の命により、主人公の燕青は、一〇八人の戦姫たちを討伐するための戦士として、力をふるう。だがやがて、彼女たちの真実を知り――。 不幸な運命に抗う少年少女たちの活躍を描く、血沸き肉躍るファンタジー戦記!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
3
驚異的な能力を宿した少女達を狩る部隊の少年が真実を知り世界に抗う物語。どうやら中国の古い物語を下地にしているようであり全体的な雰囲気が中華系である。そして主人公に謎があり失われた記憶が一つの鍵となり悲運を抱えた少女達の姿も相まって中々に目の離せない物語となっている。・・・一巻にしてお互いの大切な人を亡くし帰る場所も失ったわけであるがこの先彼らはどこへ向かうのだろうか。姿を消した仲間を追うのか、反乱軍に協力するのか。果たしてこの先、彼らの道はどこへ向かうのだろうか。目が離せない。 次巻も楽しみである。2015/12/11
hiromine
1
水滸伝あまり覚えてないけど、知ってたらニヤニヤしながら読めたのかもしれない。血湧き肉躍ると言うだけあって、戦闘シーン多め。中華ファンタジーだし、気にしちゃいけないと思いつつ…小籠包をひとくちで食べて大丈夫なのかとそこだけハラハラしてた笑2015/12/11
月@暑いの苦手
0
作家さまとご縁があり拝読しました。文章運びが上品で美しいです。センテンスの切替えが非常にテンポよく、象徴派の詩を読んでいるような印象を受けました。2016/05/08