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内容説明
きのこは世界最大の生物である…といわれて、信じることができますか?
きのこは菌糸という状態で地下に張り巡らされているため、その大きさは大きいもので数kmともいわれています。
地上に出ている姿もまたユニークで、きのこはいつの時代も人気がありますが、その生態、進化、分布についてはまだまだ解明されていないことがたくさんあります。
著者は、世界中のきのこ研究者と協力しあって、地球上のきのこにはどんな種類があり、分布はどうなっているのかなどを調べています。
これまでの形や生態、種類の紹介といったきのこの本とはひと味違う、研究者ならではのグローバルな視点できのこを語ります。
きのこのDNA、バーコードの話や放射能ときのこの関係など最先端の情報も盛りだくさんです。
目次
第1章 きのこの秘密は地下にある/第2章 きのこの不思議な形の秘密/第3章 太古のきのこの秘密/第4章 きのこはどこから生えてくる?/第5章 意外に複雑なきのこの名前の付け方/第6章 人間のくらしときのこ/第7章 環境ときのこ/第8章 きのこ博士の研究/第9章 博物館できのこ研究/第10章 きのこを研究しよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
48
きのこについて知りたく読んだ。子供向けなのでわかりやすい。キノコの種類を解説したものでなく、きのこの基礎知識。外国人はぬめりのあるきのこ、なめこやエノクダケは好まないこと、毒があるキノコといわれているものでも外国では食用になっていることもあるなど興味深いことも書かれていた。読んでいる途中、「なめこのみそ汁が食べたくなった。2015/09/18
青雲空
7
第一線の研究者が、子供向けに書く本は、大人にとっても実にありがたい。ヒノキ科(スギ、ヒノキ)と共生するキノコはまだ見つかっていないということ。杉林では、朽ち木以外にはキノコは見つからないということ。これも不思議なことだ。 2022/09/30
雛坂 五里霧中
5
★★★★☆ 図鑑かと思いきや図解。丁寧な説明できのこの生態が書いてある。学んだことといえば、とにかく分からんキノコは食うなである。2020/04/22
モリエ
3
友人が贈ってくれた本です。なんと著者のサイン入りvこの本を読むと、きのこってなんて不思議な生き物なのだろう!と驚かされます。きのことは何かという定義から始まって、海外調査の様子や博物館の学芸員の仕事内容にまで幅広く、そして何より分かりやすく説明されています。「もやしもん」ファンにはたまらない一冊かも。「子供の科学」シリーズ、恐るべし。2012/11/30
春生
3
きのこ初心者の私にはこの辺りで丁度良い。世界のきのこなど写真もたくさん載っているし、きのこの生態についてもわかりやすかった。それにしても、まだまだ謎が多いきのこ。DNA の解析で最近解ったこと、これからの研究で解ってくること、日をおうごとに出てきそうで読んでいてワクワクしてきた。これから、きのこはどんどん面白くなるよとうちの子供達に言うとまたかって、顔された。2012/09/18