内容説明
科学警察研究所の心理技官として、犯罪者の悪意と向き合う三谷樹里。
彼女に唯一の安らぎを与えてくれていた恋人カゼミチが、突然姿を消した。
彼の気持ちを理解していなかったから? 「愛している」と素直に言えなかったから? 自分を責め続ける樹里に更なる残酷な事実が突き付けられる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イタリアンでこちん
4
恋がしたいフェス『切ない恋』編30:男女の視点ペア作品の女性版を先に読む。桜井亜美さんはお初です。一言で、なんて美しい表現なんだ。一気にファンになってしまう。一つ一つの描写が独特なんですよ。綺麗な背景描写と人の心理との表現描写バランスがまるで、一流のブレンダーが醸し出したブレンデッド・ウィスキーです。音楽だとピアノ・コンチェルト:同じ弦でも擦弦楽器の代表であるオーケストラの主役であるヴァイオリンと打弦楽器:ピアノの協奏曲です。続2009/10/29
ちゃと
2
少しSFのような物語。 細かいところは風道と併せて読まないとわからないのかな。 2025/08/11
まりこ
2
桜井亜美作品でも割と読みやすいと思います。Kazemichi編と一緒に読むことをおすすめします
Hi
2
構成も文章も面白くて読みやすく、大好きな作品です。
天津冴子
1
当時ヴィレバンで見つけて、なんじゃこりゃと思ってよんだ。ミステリー?ファンタジー?ラブストーリー? 良くも悪くも幻冬舎だなぁと思える私の偏見の権化みたいなやつだった。内容は素人が書くと陳腐になるので『まずは読め!』と言いたい面白さ。インスタ映えの裏側みたいな極彩色でできた闇。