角川文庫<br> 猫又お双と一本足の館

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角川文庫
猫又お双と一本足の館

  • 著者名:周木律【著者】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • KADOKAWA(2016/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041041185

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内容説明

ひとつ屋根の下で暮らす、大学院生の隆一郎と猫又のお双。しかし、隆一郎に思いを寄せる女性が現れると、お双は姿を消してしまった。お双を探す隆一郎はやがて、ヤムと名乗る猫又に、一本足で立つ不思議な館へと招かれる。そこにはお双と、4匹の猫又がいた。お双の無事に安堵する隆一郎だったが、吹雪の山荘で過ごした翌朝、真っ白な雪原の真ん中で、倒れ伏したヤムが発見され――。 猫又ライトミステリ、これにて完結!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

104
猫又お双その3。完結編。猫又の特殊能力に関する話が出てくる。最後はいい終わりでよかった。でも八・九賀才の能力がよくわからない・・・。2016/04/07

あっちゃん

25
最終巻らしくシリアスなスタート!主人公も人間だったんだなぁ!あまりにも出来すぎ君だったから、逆に良かった(笑)後半はちゃんと謎ときで(  ̄▽ ̄)2019/08/08

よっち

23
思いを寄せる女性が現れたり修士論文もあって、余裕を無くしていた隆一郎の不用意な想いからお双が姿を消し、彼女を捜す隆一郎はヤムと名乗る猫又に一本足で立つ不思議な館へと招かれる第三弾。ヤムたち猫又の仲間の口から語られる猫又のこと、真っ白な雪原の真ん中で殺されていたヤム、どうやって殺人が起こったのかを推理する隆一郎たち。細かい部分では疑問が残るところもありましたが、その謎解きに意味を持たせ試練を乗り越えて迎えた結末には納得感があったのかなと。これで完結のようですが、もう少し二人の関係を見守れると良かったですね。2016/04/27

ぺぱごじら

20
猫又と人間の淡い淡い恋物語、最終章。お互い一言も直接的な言葉は交わさないものの、言葉の端々に互いへの絶対の信頼と無償の労りが感じられて、毎回とても温かい気持ちになれます。作者らしい『建物の謎』は混沌と狂気に満ちたあの『お堂シリーズ』よりは単純ですが、トリックをツールとして伝えたい何かは感じられました。程よくシリーズが終わるのもいいですね。…で、『お堂シリーズ』はまだか?(笑)2016-652016/05/08

こゆ

19
お双がとにかく可愛い<猫又お双>シリーズ最終巻。隆一郎に想いを寄せる後輩が現れ、姿を消すお双。猫又が隠れ暮らす一本足の館に辿り着いた隆一郎だが、猫又の族長の刺殺体が見つかりー。シリーズ初の殺人(猫)事件。しかも今作は猫又界なのである種の特殊設定ミステリ。死体出現トリックはさっぱりだけど、今までのテイストからいって真相は大体わかってしまった。猫又たちに認められ、再びお双と暮らせることになった隆一郎。どんな善良な人間でも黒いことを考えることはあるだろう。心を読まれるのはお互い辛いけど、二人の未来に幸あれ!2023/03/10

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