内容説明
「まおゆう魔王勇者」の4巻がいよいよ登場。人間の魔界遠征軍は、魔族と人間の共存の象徴である”開門都市”へと侵攻します。キャラクターたちの想いと希望が交錯し、大きな流れとなって行きます。今回は付録としてライトノベル作家、三田誠氏による解説を収録! 気鋭の作家がの視点でみた「まおゆう」が作り上げたものとは? お見逃しなく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
34
マスケットの導入により聖鍵遠征軍の圧勝に終わり、遠征軍の次なる目的は魔族全員であり魔界を奪い去ることだった。その最前線となろう開門都市に戦争を回避するべく各々が尽力を尽くすも…。“丘の向こう”を目指し、馬鈴薯や種痘といった新たな技術を提供してきたものの,その中の一つである火薬でありマスケットが戦場を一変させ、より多くの死者を生み出してしまう。その責任を負うべく開門都市に入る魔王や血を見たくない勇者が世界を救うという勇者たる使命を果たそうと奮闘するも、自分達が生み出してしまった時代の流れには→2015/11/08
海猫
34
サブキャラが一気に動き群像劇としての醍醐味が開花。その意味では四巻目にして面白さは落ちていないが戯曲形式だと読む勢いがあがらないもどかしさがつらい。なんにせよ最終巻で物語がどう閉じていくのか興味は尽きない。2012/02/23
こも 旧柏バカ一代
25
コミックも読みながら補完しつつ読む。魔界に攻め寄せて来た聖鍵遠征軍30万人。それに魔族達6万が一当てしたら半分が殺されてしまう。その後は籠城するのだが、、新型の城壁のおかげで何とかなってるが、かなりキツイ状態。でも、その裏では聖鍵遠征軍も補給が続かなくなって行き、さらに経済的な負担も増して来た。さて、どうなるのやら。2020/06/27
じょり
17
銀虎公・゚・(ノД`;)・゚・ メイド姉がだいぶ成長していてかっこういい。そこで農奴だと名乗るのか。無益な戦争が平和的に終結したら、「あの丘の向こうに」どのようは未来が待っているんだろう。最終巻がどうなるか楽しみだ。2012/04/18
kitten
13
図書館本、再読。ついにメイド姉が覚醒。王弟元帥とやり合うことに。一方で青年商人も裏で暗躍を続ける。開門都市の危機に、火龍公女はついに、青年商人に助けを求める。舞台を魔界に移して、物語はいよいよクライマックスへ。 この話、主役は勇者と魔王、というよりもその脇を固める面々だと思う。特に、魔王の子弟たち。魔王と勇者は、この辺から影響力を失っていくなあ。2019/02/04