新潮文庫<br> 終着駅は始発駅

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新潮文庫
終着駅は始発駅

  • 著者名:宮脇俊三【著】
  • 価格 ¥495(本体¥450)
  • 新潮社(2016/03発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101268033

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内容説明

地図と時刻表をたずさえて、いざ、自由の旅へ! 「赤字線の乗りごこち」でローカル鈍行の旅ののびやかさを語り、「通勤電車もまた愉しからずや」では都会の鉄道に思いがけない魅力を発見する。さびた鉄路の上に歴史の跡をたどり、鉄道マニアの東奔西走の日常を軽妙に綴る。――鉄道ファンの眼がとらえた現代にっぽん鉄道事情。旅心とユーモアと、鉄道知識のあふれる楽しい一巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドナルド@灯れ松明の火

19
宮脇さん初期のエッセイ。その後の紀行エッセイの下地が感じられる。テーマは多岐にわたり好奇心の強さ、探究心が感じられる。歴史を絡めた沿線・史跡説明が読書・研究の豊富さを物語っている。玉村さんの解説も良かった。お薦め2017/01/06

さっと

11
『旅は自由席』に続いて雑文集。といっても初期のころのものなので、ほとんどは紀行文。「東京の私鉄七社乗りくらべ」や「東京駅 素顔の24時間」などは実際の業務担当者や利用客に取材している点でルポルタージュといった趣があって新鮮だった。それから、赤字路線王国・北海道(そりゃ、JR北海道は大変だわ。。)にスポットをあてた「赤字線の乗りごこち」や、サービスキップの収益性をとことん追求した「わが家の「フルムーン」切符」で披露される旅程はさすが時刻表愛読者だわ。2015/05/02

アメヲトコ

7
父の書棚にあったので、正確には久し振りの再読。いろいろな媒体に書いた短文をまとめたものなので全体としてのまとまりはないですが、著者らしい旅に対するスタンスと一流のユーモアは健在で、どの章も読ませます。一番記憶に残っていた「彼女の古びた山陰本線」はもとより、「わが家の「フルムーン」切符」で披露される、奥様に頼まれて作成した旅程から漂う静かな狂気にも打たれました。巻末の蛇足な解説文は余韻を殺ぐこと著しいので読んではいけません。2014/08/04

のぞみ

3
「東京を旅する」という章を読み直しながら、今度東京行った時には、山手線を一周してやろうと思っている。宮脇先生のこの本を片手に。2017/07/30

のぞみ

3
宮脇氏最初のエッセイ集だけあり、その文に若さを感じてしまうところも少なくないのが嬉しい。最終章でオススメの鉄道本を紹介しているのが憎らしい。宮脇氏にススメられるとどれもこれも読みたくなる。それぐらい惚れてます。2017/04/14

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