内容説明
「この本は、心が折れかけたり人間不信になりそうになりながら、コミュ力をなんとか高めようと奮闘する記録です。そんな中、編み出したささやかなコミュ術などもお役に立つかわかりませんが、ご高覧いただけましたら幸いです」(「まえがき」より)。大人としては避けられない酒の席での振る舞い、うわさ、下ネタ、パーティ、女性特有のモンダイ……。ちょっぴり怖くてちょっぴり笑えてちょっぴり切ない、処世をめぐるエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜もち
74
会いたくて震えることはないけど、おもしろすぎてふるえることはある。電車の中で笑ってしまった。なめ子氏が自身の失敗談からしめやかに冷静に大人のコミュニケーションを分析するのだが、自分の声が小さくて、無視された?と被害妄想するところや敬語の癖が染み込んでいて心の溝が埋められないなど、共感できすぎます…。マウンティング女子の例がたくさんあげられていて、そういえば身近にマウンティング女子いるな!と身の回りのなんとなくカチンとくる言動にラベルがついた。下ネタには、黙って微笑が正解なのね。やり過ごせそう。2017/10/04
きさらぎ
56
コミュニケーション力、略してコミュ力。コミュ力偏差値42くらいの辛酸なめ子さんが、心が折れかけたり人間不信になりそうになりながら、何とかコミュ力を高めようと奮闘している。傷心でコミュ力低下中のいまの私には、ほんの少し励みになる話だった。と言っても一人でパーティーには行けないし、全然噛み合わない話をするロボット・ロビジュニアと暮らすほどじゃないけど…基本受け身なこのタイプ。ゴッホやカフカ、宮沢賢治も生前認められなかったコミュ力不足な天才と聞くと、何となく希望が湧いてくる。何となく。2017/09/11
おさむ
54
家にあったので、久々の辛酸なめ子節を読了。相変わらずのネガティヴパワー炸裂ですね笑。ただ、もう四十路を超えたせいなのか中身が段々、おばさん色が強まっているような気も。なめこさんに似た芸風(?)のコラムニスト泉麻人さんはもう還暦ですが、頑張ってますのでこれからもご活躍を!2017/04/19
ann
53
時々手にしてしまう辛酸なめ子さん。いつもながらその観察眼の鋭さと表現力に脱帽。「女性モンダイ」の章では「女子マウンティング」についての考察がかなり笑える。最後のお母様のお話には素直な気持ちが表れていて、スンとなってしまった。2019/08/17
きっしぃ
44
とくにコミュ力を高める方法が書かれていたわけじゃないので残念だった。飲み会での立ち振舞いや、女性同士のマウンティングなどは、わかる~と頷きながら。でもここまで拗らせたくないな(笑)2018/02/16
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