今なら間に合う  脱・貧困老後

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今なら間に合う 脱・貧困老後

  • 著者名:サンデー毎日取材班
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 毎日新聞出版(2016/03発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
  • ポイント 225pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620323718

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内容説明

「1日1食。たまには風呂の湯船につかりたい」(60代女性)
「月約9万円の年金から4万5000円のアパートの家賃と水光熱費を払うと、1回の食事にかけられる費用は200~300円。3カ月前に前立腺がんとわかったのですが、治療するお金がない。そもそも入院するには保証人が必要で、身寄りがないためムリ」(74歳男性)
「サンデー毎日」の連載「貧困老後」をスタートした時点から、このような感想が多く寄せられた。「希望がない」「早く死ねればいいんだけど」と何度も聞いた言葉は、胸に深く突き刺さった。一億総中流といわれた時代を生き、右肩上がりの収入を得て子どもを育てあげ、年金でのんびり暮らす老後を信じていた人たちがほとんどだ。「何ごと」もなければ少ない年金の範囲内で日々の生活をなんとか維持していけるが、急な医療費の支払いや事故など突発的な事案が起きると一気に生活が破綻してしまう。そして「まさか私が......」という言葉を一様に口にする。「高齢期に入って経済的に困窮するのは『自己責任』である」という厳しい意見も少なからず寄せられた。現役時代にそれなりの蓄えをするべきだと。だが、人生にリスクはつきものだ。失業、離婚、病気、そして最近では子の失業。これらは誰の身にも起こり得ることであり、そこから転落する人が増えているのだ。それは決して自己責任ではなく、景気低迷や時代に合わなくなってきた年金制度や社会保障費削減などが生み出している構造的問題だ。今や、4人に1人が65歳以上の高齢者という、超高齢社会に突き進む日本。他人事ではない長寿社会の現実を鋭く抉り、自衛のための具体的対策が盛り込まれた良書。

目次

●第1章 高齢者の貧困は他人事ではない●第2章 持ち家が老後破綻のきっかけに●第3章 おひとりさまの老後●第4章 孤立が生み出す高齢者の犯罪●第5章 今なら間に合う! 脱貧困・脱孤立対策

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

46
高齢者である親よりも、将来高齢者になる自分たちのほうが心配。日本大丈夫なのか?2017/10/05

ごへいもち

39
公的支援を使い倒す、そのためには高齢になり支援が必要になってから調べるより知力・気力のある四、五十代のうちから知っておくこと。情報リテラシー、周囲とのコミュニケーションが明暗を分ける2017/06/04

ごへいもち

34
親の残したマンションが売れず貸せず管理費と税金だけかかっていく例。早く悟っていれば相続放棄もできたのに…2017/09/28

うさうさ

27
この手の本は何冊も読んでいて、内容は想像できるけど、やはり気が滅入るなあ。70半ばまで続く住宅ローンで貧困なんて単に無計画に尽きるけど、自営業の国民年金の少なさは彼らに非がない分、何とも気の毒な話だ。タイトルの老後貧困を脱出する方法に関しては、ありきたりの制度の紹介しか触れられていないのはいかがなものか。2017/01/05

樹里

11
人生50年から100年時代へ。既存の社会システムもこのままでは無理がある。辛抱強いことが美徳とされて来た日本人であるが、辛いときには辛いと声を上げないといけないと。公的支援は自分から申請しないとしてもらえないことが多い。人に頼るのは恥だとか家族でなんとかしようとか、そんな考えはもうやめた方が良いと思った。自分が高齢者になったとき世の中はどんな風になっているのだろう?とりあえずは健康維持に励まなくてはと思いました。2017/07/23

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