内容説明
平凡な女性が、理由もなく、何者かに射殺される事件がほかにもあることを突き止めたティーア刑事。彼女の捜査線上に、やがて正体のわからない男の影が浮かぶ。すべての事件はこの男から発しているのか? そして妻を失った牧師もまた、その男の正体に迫ろうとしていた……世界中で注目を集める北欧サイコ・スリラー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
54
上巻で話の進行が遅かったので、読むスピードを落としテンポを合わせたら少しずつ見えてきた。妻を殺された牧師と、後の殺人事件の被害者が警察の捜査に加わり、浮かび上がってきたのはキリスト的要素の絡んだ核心部。自分がこの部分に気付いたのは下巻の中間部あたり。下巻で多少持ち直したが、上巻はそのほとんどが前置き。この物語に上下巻のこの長さは必要なくもっとコンパクトな話にした方が読みやすいと思った。北欧ミステリーは良い作品の確率が高いが、これは外れでした。2016/06/20
ほちょこ
13
うーむ。肩透かし感が否めない。悪魔の手は白いのか?牧師も妹を殺害された兄も女性刑事も何もかも、誰もかれもがスッキリサッパリしないまま終わった気がする。おそらく続編でモヤモヤ解消を狙うのかな。2016/05/17
Ayako H
4
図書館から。上巻ラストでようやく動き出したものの…。バタバタとしているけど納得のいかない動きが多く、デンマークってそういう国なの?とへんな納得。イマイチ。2016/06/23
6(ロク)
4
辛かった、あまりにも辛い読書体験だった。大嫌いな落雁を口一杯に無理矢理詰め込まれて、口内の水分を全て奪われたかの様な地味な苦行でしたわ。個人的に北欧は幅が広すぎてハードル高いわ、疲れた。2016/04/21
LoveMaltese
2
キリスト教的考え方がわからないと、 何がいいたいのかよくわからないかも(良くわからなかった) 無駄な部分が多い気もした(冗長) この結末でこの巻頭だと辻褄が合わない気が…2016/05/14