内容説明
最初は虫の知らせだった。あらゆるものが奇妙に見え、胸騒ぎを引き起こす……やがてトーキル牧師は、妻の行方が分からないことに気づいた。ほどなく、妻カーアンの死体が近くの川から発見される。その体を、三発の銃弾が貫いていた。だが、トーキルも、事件を担当する女性刑事のティーアも、まったく見当がつかなかった。カーアンは他人と付きあわず、ほとんど出歩くことも無かったはずなのに、なぜ? デンマークのコンビ作家が世界に向けて放つサイコ・スリラーの新風
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
48
デンマークの小さな村で牧師の妻が惨殺死体で見つかって、一方で女性刑事が捜査に乗り出す。という冒頭部分は良かったのですが、その後の展開が非常に遅く、同じところを堂々巡りしているような感じ。描写も平面的なので読んでいて集中力が切れてくる。という事で上巻では書くことはほかにありません。とりあえず下巻に入りますが、あまり期待できないかも。2016/06/19
ほちょこ
12
牧師の妻と男の妹が相次いで殺された。それを捜査する女性刑事と真相を探ろうとする男性2人。上巻半ばにして早くも間延びした感が出てきている。2人の著者が練り上げてストーリーを組み上げてるのはよく伝わるが、読んでる側はツライ。下巻へ。2016/05/13
Ayako H
4
図書館から。北欧モノは名前に馴染みがなくて読みにくいのが難点。文章がかたいのは翻訳のせい?上巻ラストになって話が動き出しました。下巻に続く。2016/06/21
Tomio
0
デンマークが舞台。 非常に読み進めるのにつらい本だったのは、登場人物の名前がカーアン、ビャアアン、ヤアアンなどと、ややこしかったせいだけではありますまい。 背景設定のはてなから、冒頭の展開とエンディングのつながりになんの驚きもなく、その続きもなく、 「・・そのまんまじゃん!」と嘆いた。 内容が面白くなかったが、何かしらの展開を期待して、無理して読んだので、そういう意味でぎゃふんとなった。 女刑事は、不倫をしているが、感情移入できるほどの説明もなかったので、道徳的に好きになれなかった。2021/07/06