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内容説明
聖苗（ラント）を体に突き刺し枝器（しき）という武器を具現化して戦う枝闘士（ブランチャー）がいる世界。鬼（ニ）族の少女リミットを助けた枝闘士バドラックは、無実の罪により投獄され、恩赦をかけた枝闘トーナメントに参加することになった。決して強そうには見えないバドラックの運命の鍵は、リミットの持つ謎の力が握っていた！ 『百舌谷さん逆上する』の篠房六郎が挑む、ファンタジー・バトル・人間ドラマ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
18
結末が予言された(確定した)トーナメントという難しい設定を物語る作者の発想と技量は素晴らしい。ただし、主人公が誰だか曖昧なのが残念な一点。グラス先生には好感度からいっても一番活躍して欲しいのだが。トーナメント参加者それぞれのエピソードが哀切なので、描き切れたなら素晴らしかったのにな。2016/12/27
N島
14
重い扉をじっくりと押し開けるような手応えのある漫画です。特殊な世界観、複雑な人物設定等、消化しにくい素材が多々あれど、それらがこの作品の肝だと気付いた時、漸くその重たい扉を開ける方法を見出すことが出来る…ちょっと読み手を選ぶ漫画かもしれません。キャッチーな絵柄に相反した玄人好みの骨太のプロット。扉の先に見える世界に期待を寄せつつ、今はこの重々しい扉に取り組んでいきたいと思います。2016/06/07
トラシショウ。
14
積読消化。宝具・「聖苗」を使い体内から「枝器」を具現化し闘う枝闘士の存在する異世界。鬼族(ニゾク)の少女リミットを救ったものの、無実の罪で投獄された挙げ句総勢32人のデスマッチトーナメントに参戦する羽目になった主人公バドラック。既に現役を退いて久しい筈の彼だが、自身の敗北をまるで懸念していなかった。リミットの持つ予知により優勝する事が解っていたからだ。「空談師」「百舌谷さん逆上する」の作者の新作は、久々のファンタジーを主軸とする人間ドラマ。通常とは用いるのとは全く違う意味で「面白い」(以下コメ欄に余談)。2016/05/07
ささやか@ケチャップマン
6
ファンタジーにトーナメントバトルと謎解きをかけあわせたような設定がつまった漫画。正直一巻でようやくなんとなくの概要がわかるというレベルで、これからこれから。しかし面白そうではある。2巻は買う。2016/04/10
もだんたいむす
4
ちょっと訳がわからない所もあるが、まぁ面白かった。最後の敗者の物語がよかった。★★★★☆2016/04/17
