内容説明
ループを止めるため、元凶である“生命の樹”にたどり着いた火蜂紅たち。しかし、仲間であるはずの秋雨が、生命の樹から林檎をもぎ取り、こうつぶやく――“妹を助けるために、5年前へ”。人気シリーズ、完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水無月冬弥
10
#TRPG いやあ、面白かった。2巻のラストでどうなるかと思ったら、こんな展開とは……。ロールがぶつかりあい、とても素晴らしい物語でした。ああ、TRPGって何て素晴らしい!2014/02/24
朧月
10
完結。 楽しかったです。お互いのことを想い、すれ違い、ぶつかっていくヒロイン二人のロールプレイが非常に良かったです。有世さんの天然ロールプレイも相変わらず。お面って……。 シナリオが想定外になって、少し、詰め込みすぎになってしまったよう。 巻頭に登場人物一覧があるのはやにおさんリプレイっぽい。これだけのNPCを上手くまとめ上げるのもすばらしいGM力だと思います。2014/02/24
ちゃか
9
リプレイ完結刊。いやぁ、相変わらず面白かった。秋雨さんが、前回凄い行動に出て、アレ実はラスボスになるんじゃね? みたいな展開でしたけど、なんとかPCとして参加できてよかったです。GMと事前に相談して、色々と手を打っていたみたいですしね。秋雨が助けようとした妹、時雨。戦闘能力という意味ではなく、心が強い少女だったんだなぁ、と。秋雨が「裏切り」を働きましたけど、その気持ちが分かる感じで。兄妹の関係が良かった。ループを繰り返した中では、完全に否定もし切れないといいますか。悩ましいところですね。2014/02/20
柏葉
6
興奮覚めやらぬ。有世さんのど天然っぷりは笑えたし、物語は笑いあり涙ありで切なくて感情を揺さぶられて止まらなかった。紅は最後まで主人公でヒロインだったし、アンちゃんは可愛いしビンタするし泣くし笑うし、紅はやっぱり紅だし。物語も人物の想いもすべてすべて感情を揺さぶられる物語だった。裏切りが裏切りを呼ぶよく練られた設定と、有世さんをはじめとする個性豊かなPC、手慣れた進行と繋がっていくストーリーが非常によく親和した素晴らしいリプレイだった。 2014/04/26
akiu
6
完結。リプレイ史上に残る傑作シリーズであると思います。シナリオのギミック、個性あるキャラクター、予想の先を行くプレイングと、あらゆる要素が完璧にハマっていた。最終巻は、前巻で矢野さんがぶっこんできたのでお話自体はちょっとバタバタしていたように感じられましたが、そのぶんセッションとしての面白さは格段に上がっていたようにも思います。同じぶっこみでも、コスモスはきれいに収めようとしたけど、メビウスはそのままマスター側に取り込んじゃったような感じ。有世ノートも相変わらずすごい。とにかく全部凄かった。書ききれない!2014/04/10