グレイプニル（１）

著者名：武田すん【著】

講談社（2016/03発売）

• ISBN：9784063827521

内容説明

山間の小さな町に起きた異変――それは、加賀谷修一の望んだ平穏を奪い去った。どうして僕はこんな姿に変身してしまうのか？　そして、どうして僕は彼女と出会ってしまったのか？　武田すんが描く「着ぐるみ生命体」と「勝利の女神」の奇想天外な物語。決して離れられない2人は、奇妙に歪んだ世界の中で自分たちの運命を切り開く――!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[JACK]

☆ 高校３年生の修一はバケモノに変身する能力を持っている。変身した彼は巨大な犬の着ぐるみの姿になり、強い力と、鋭い嗅覚を持つ。しかし、修一自身、なぜ自分が変身できるのかは分からない。ある日、火事の臭いを嗅ぎ分けた修一は、変身して燃え盛る建物の中に入り、一人の女子を助け出す。それはバケモノに変身する修一と、バケモノになった姉を探すクレアの出会いだった。新しい発想の異能バトルもの。このアイディアは凄い。

2017/11/26

[異世界西郷さん]

アニメを見て面白かったので読んでみました。著者の作品は初めてですが、どことなく不気味さを感じさせながらもそこはかとなくエロスを秘めた感じの絵だと思います。話も良くも悪くもサクサク進んでいくので読みやすいです。(陸上部の娘とのバトルはもう少しじっくり見たかった)続きが気になるので、この作品は引き続き読んでいきたいです。

2020/08/18

[highig]

（ ＾ω＾）現在アニメも絶賛放送中の本作。当たり多目な今季の中でも個人的に大当たりの部類に入る出来なので、気になったら是非。突然変貌した自分に葛藤する主人公と破滅的なヒロインの組み合わせによるエロス＆バイオレンス。人死にが出たり出したりで全体的にダークで重々しい雰囲気。肝心な（笑）エロスも単にオッパイボーン！おパンツババーン！な少年漫画的なものではなく、明け透けだがセクシャルで、生々しさがねっとりと心に絡みついてくる。嫌になるほど見てきた男女コンビのバトルものだが、やっぱりこういう作品好きなんですおね。

2020/05/23

[芳樹@マンガ専用]

【BW】着ぐるみの怪物に変身するようになってしまった少年・加賀谷修一が、焼死しそうになっていた少女・青木紅愛を助けることから始まるボーイ・ミーツ・ガール。エロス＋バイオレンスの学園もの？気弱で優しい主人公と、強気で下着姿が色っぽいそばかすヒロインの対比が気に入りました。そして「男」の中に「女」が入る、というある種逆転の発想を機軸とするバトルシーンがたまらなく面白い。謎だらけの第一巻で、今後どう物語が展開されるのか大いに気になります。

2021/12/15

[放蕩長男]

キグルミに変身する高校生男子と、その中に入って戦う後輩女子の青春バトルコメディです。合体しよう、というキャッチコピーが、某創聖のロボットアニメを思い起こさせますが、正直こっちのほうが露骨にエロく、そしてエグいです。普通に敵の人間を殺す描写が出てきます。ちょっと子供には薦められないかな。面白いから続きも読みますが。

2016/11/04