内容説明
砂漠の街・エンポリウムでなんでも屋を営む少女・火乃香のもとに舞い込んだ仕事は、ある人物を救出することだった。その人物とは、地球を支配するミュータント〈ザ・サード〉の重要人物・浄眼機――どうやら〈ザ・サード〉の中で、トラブルが発生しているようだが......。伝説のSFアクション巨編、第2巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひょろ
6
短編を読んでないと分からない部分が(本編に影響しないとはいえ)でてきてしまっている。ファントムとの戦闘の部分。ザ・サードは短編含めて世界観を構築して成り立っているのでぜひとも短編収録版も刊行してほしい。新作短編のあの骨はいったいどういう人物だったのだろう。火乃香と同じなりそこないなのだろうか。2016/04/19
てっち
3
既に周回遅れ(既に3巻刊行中)な状態だがやっと読了。内容は旧版3巻「「還らざる魂の蜃気楼(ミラージュ)」と同じく4巻「天翔ける螺旋の乙女(フェアリィ)」の加筆修正版に書き下ろし短編を加えたもの。ローナ・ファウナは旧版と比べて妖艶さが増した感じですな、仮にあっちのが臀部まで存在してたとしても。クエスは旧版ではもっとイケメンな感じだった気がするが、かなり凶悪なデザインに変わってるっぽい。文章的には比較してないからよく分からんが、後の巻との設定の摺り合わせとかしてあるんだろうな。書き下ろしも概ね満足2016/03/09
橘梓弓
3
震える。感動しすぎて震える。なんてったって、高校時代初めて読んだライトノベルの、短編とはいえ新作を読めたんだから。もちろん、還らざる魂の蜃気楼も、天翔ける螺旋の乙女も、どちらも楽しんだ。だけどそれは、富士見ファンタジア文庫版を読んだ当時を思い出す楽しさであって、完全新作を読んだこの感動に比べれば、微々たるものでしかない。惜しむらくは、ファントムとのあれこれは短編集に収録されていたがゆえに、「かつて火乃香が体験したこと」としてしか語られないこと。やっぱり短編集もどうにかこのシリーズとして刊行してほしいなあ。2016/01/12
椎名千歳
0
ロボット戦と過去の怪物との戦いの話し。物語の転換となる2編で読み応えは抜群。個人的にはなんでもない日常の話である書き下ろしがとても好き。2016/09/12




