朝日選書<br> マラソンと日本人

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朝日選書
マラソンと日本人

  • 著者名:武田薫【著者】
  • 価格 ¥1,699(本体¥1,545)
  • 朝日新聞出版(2016/03発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022630230

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内容説明

金栗四三、円谷幸吉、瀬古利彦、中山竹通……彼らは何を背負って走ったか。いま、日本のマラソンは低迷し、世界のトップ集団に後れる一方で、国内はマラソンブームに沸き、多くの市民ランナーたちが走っている。日本人にとってマラソンとは何か。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

105
マラソンは孤独な競技である。日本では誰でも知っている42.195km・26マイル385ヤードは世界ではあまり知られていない。日本で最初のマラソンは1909(明治42)年で、1897年に始まったボストンマラソンの日本人の優勝者は2014年現在計8度にもなる。1960年代に世界で最も層が厚かった日本は、史上最強のランナー瀬古俊彦をピークに世界の潮流から取り残されてしまう。90年代以降に世界の都市でマラソン大会が普及し、その流れで2007年東京マラソンがスタートした。さて、3年ぶりのマラソン大会、不安だらけ。2022/08/24

takao

2
ふむ2022/07/11

おちあい@ami

1
名前だけ知っていた金栗四三、君原健二から、瀬古利彦、宗兄弟、中山竹通、川内優輝まで、日本のマラソンの歴史を俯瞰できる好著。新聞社主体によるレース開催、駅伝を偏重する実業団、日本陸連の内向性など複数の要因がからみあって、かつて世界で最もレベルの高かったボストンマラソンで3位まで独占した日本の男子マラソン界が、2002年以降、国内記録も更新できない低迷に陥っている現状が、初めて理解できた。野球やサッカーのように、若手の有望選手をケニヤかエチオピアに派遣しないと、未来はないのかもしれない。2015/01/17

kenitirokikuti

0
マラソン(と駅伝)は日本で高人気を誇る。ボストンマラソンは1987年スタートと最古であるものの、世界の潮流としては、マラソンはスポーツとして高い評価はなかった。ロードレースであり、フィールド競技ではなかったため。以上は前書きの内容2016/03/27

ぱるむ

0
日本のマラソンの歴史を知ることが出来ます。箱根駅伝の成り立ちの話は、まさにへー、そうなんやーとびっくりしました。過去歴代のマラソンランナーを振り返り分析。その当時の社会状況なども知ることができ、なかなか面白かったです。私自身、子供の頃見た中山竹通さんの会見等の真意をこの本で初めて知り、理解できました。余談ですが、去る2日前、紀州口熊野で中山さんにハーフで抜かれました。この本を経て、次は、瀬古さんと中山さんの過去の本を読みたいと思います。宗兄弟の本は既読。これも面白かったです。2015/02/03

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