講談社文庫<br> レジェンド歴史時代小説 近藤勇白書(上)

個数:1
紙書籍版価格
¥814
  • 電子書籍
  • Reader

講談社文庫
レジェンド歴史時代小説 近藤勇白書(上)

  • 著者名:池波正太郎【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 講談社(2016/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062932547

ファイル: /

内容説明

幕末の動乱期、風雲急を告げる京で幕府側に立って剣を振るった新選組。もとは寄せ集めの浪士集団だった彼らを束ねた近藤勇とは、どのような男であったのか。優れた剣の腕を持ちながら、臆病ととられるほどに温和な人柄だったという近藤の半生を、池波正太郎ならではの人間味あふれる筆致で描いた時代巨編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

111
近藤勇白書(上)。新撰組を一躍有名にした池田屋事件迄。近藤勇が寄せ集めの浪士達をまとめ上げる手腕が人情味豊かに表現されていますね。2018/01/31

えみ

58
池波正太郎が描く近藤勇は他作家の描く勇より初々しさが残っている。新選組の局長の顔より“試衛館”道場主の色が濃いのかもしれない。染まらないという魅力もまた良し!前半だけでも語り尽くしたい様々な転機はあるものの、例に漏れず、取り分け2つの山場“芹沢鴨暗殺”“池田屋事件”について勇の「いざという時に頼りになる男」決断と強さが書かれている。土方歳三や沖田総司の陰に隠れて、近頃の小説では軽視気味になってしまっているけれど、やはり彼がいたから新選組は新選組でいられたのだと…その功績は大きいと改めて実感。下巻に続く。2022/06/26

タカシ

11
新撰組近藤勇の半生を巨匠ご描く。上巻は江戸の道場から京都へ出て池田屋事件まで。読みやすくて、それぞれの人物感が上手く表現されています。それにしても芹沢鴨は悪役という表現がピッタリですね。下巻も期待。2017/12/24

路地裏のオヤジ

7
実直な近藤勇の姿が描かれている。薩長政権により極悪非道のイメージを植え付けられているが、愚直に幕府を守ろうと私心がないのがよく分かる。農民出身の侍でない近藤勇が侍として矜持を保っている。正に「勝てば官軍」2018/01/17

生活相談屋

7
池波正太郎の歴史小説。池波さんの時代小説は結構読んできたが、歴史小説は初めてである。あの文体はどちらかというと人情時代劇に向いてるような気もしたが、いやいやなかなかどうして歴史小説もお手のものである(池波正太郎風に)。司馬遼太郎とは昵懇の仲だったというから、歴史小説にも興味があったんだろうな。さて、近藤勇白書である。言わずと知れた、新撰組局長、近藤勇の生涯を描くこの歴史小説は正に幕府側から見た幕末の風景をよく映し出している。長州藩の脅威に怯える幕府の落日とともに、最後の煌めきを放つ新撰組の有終の美。2016/11/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10128718
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす