内容説明
クラリッサ女王から、暗躍する謎の組織【黄金の夜明け】の調査を請け負ったエイジ。
まずは手がかりを求め、使い魔のテンコ&少女騎士ララセルと共に、エイジはドルツァー帝国へと足を
踏み入れるが……仕事もそこそこに食事や観光を満喫中!?
一方、黄金の夜明けの幹部である少女ロザリオは、クラリッサと縁のある女性と密かに接触しており――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アウル
8
主人公は相変わらず強いな~。作者は敵側の女性は凄惨な過去でも無いといかんのかと思ってしまうぐらい酷いなこれ。死んでも生き返るといった事の裏では闇がデカイ。というか敵側の言い分に共感してしまうわコレ。2016/03/10
真白優樹
6
帝国にて食べ歩きや観光したりしつつある中、敵組織が再び動く今巻。―――何だかんだで珍道中の中での邂逅、これは何を齎すか。というか死なないこの世界、拷問系もより外道に鬼畜になるか。そんな感じの少女達を保護した敵の幹部の来歴も悲惨な有様で・・・。・・・何というか敵の方にも理解できるというか共感できるような面子が多かったりするのだろうか。今の所は超絶鈍感なエイジが気にしてないからいいものもそれを知ったりしたらどうなるのやら。戦いは相変わらずほぼ一方的なこの物語、次の展開はどうなるのか。 次巻も楽しみである。2016/03/01
石束鳳碩
2
命が軽い世界ではどんな残酷な行為も平気でできるってことがよくわかる胸糞悪くなる巻だった。こうなってくるとやり方はどうあれ敵側の方を応援したくなるというか、主人公の無双によるとりあえず死んでから話を聞くみたいな戦い方がなんかイラつく。テンコは申し分なく可愛いけど、それだけしか楽しみがなくなってきたので次はいいかな。2016/07/09
ちゃか
1
今回はこの世界の醜さや汚さが上手く描かれていた気がします。死んでも蘇るんだから、と慰め者にされたもの。口にするのも悍ましい行為を強要されたもの。以前ネットで「高度に医療技術が発展した世界では暴力に歯止めがかからない」的な意見を見たことがあるんですが。まさしく、そんな感じで。人はここまで醜悪になれるのか、と思いましたね。ウルティマラティオによって、どれほど傷を負っても、心が壊れてしまっても、老衰以外では死ねない。これはロザリオが禁忌を犯して「人殺しの方法」を探すのも仕方なく想えてしまう。2016/03/21
まるいち
0
作者曰く、要は獣耳幼女たちを可愛がっていく物語である、と。その部分は嘘ではないが、それ以外のシリアスな部分に関する煙幕だとも考えられる。この2巻ではラノベでは普通ありえないまでの鬼畜な設定が出てきて唖然とした(さすがに描写はあんまりないです(笑))。今後もバランスをとりつつお話が進んでくれればいいのだが。2016/06/07