ポプラ文庫ピュアフル<br> 五龍世界 WOOLONG WORLD 2 雲谷を駆ける龍

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ポプラ文庫ピュアフル
五龍世界 WOOLONG WORLD 2 雲谷を駆ける龍

  • ISBN:9784591136706

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内容説明

ユギの親友、五龍州で妓女をしていた碧耀は、都の良人に落籍された。 しかし、迎えの護衛とともに都へ向かう途中、山賊に襲われてひとり山村に逃げのびる。 そこで出会ったのは思いがけない人物で──。 流されるまま自分の意志を持たず生きてきた碧耀は、やがて自らの足で歩くことを考えるようになる。 シン国への進出を狙う極東勢力や西域、静かに動く都の思惑は……? 動き出した五龍世界第2巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

39
ユギの親友で妓楼の碧耀が都の良人に落籍され、迎えの護衛とともに都に向かう途中山賊に襲われ、辿り着いた山村で意外な思いがけない人物と再会する第二弾。今回の話は碧耀が主人公。シン国進出を狙う極東勢力や西域、都との思惑が複雑に絡み合う状況の中で、これまで流されるまま自らの意志を持たずに生きてきた彼女も、ようやく自らの意志を持って行動し運命が動き出しましたね。相変わらず不憫なイルラックの今後が気になりますが、ルーインも再登場して物語としてもここから大きく展開されていきそうで面白くなってきました。次巻も楽しみです。2015/12/08

あゆみ

27
★★★★☆ 1巻を読んで話の方向性を掴んだと思っていたのに、2巻がユギではなく碧耀視点で驚き、展開が先読みできなくなった。碧耀がユギに抱いていた感情や嫉妬心、おそらくユギも同じように感じている部分があると思う。いくら親友であっても人は誰かと比べて自分の方が勝っていると思いたがる生き物だから。2016/02/15

マムみかん(*感想は風まかせ*)

25
シリーズ2作目。 今回はユギの親友、〈千里眼〉の少女・碧耀(ヘキヨウ)視点。 いつも他人任せに流され、うつ向いて鏡を通して世界を見ていた碧耀。 そんな彼女が少々ハードな体験をし、実際に目の前にあるものを見、自分の意思で行動できるように成長! 次巻以降は、ユギとダブルヒロインを張れますね~。 ファンタジーですが、外国が持ち込んだ鉱害問題や、それに不満を爆発させ天子の廃位を目論む過激組織など、リアルな緊張感も漂ってきました。 今度もズタボロ、あまりに不運(泣)なイルラックの「胃」も心配です…☆2015/11/11

白きゅまⅢ

21
中華系ファンタジー、『五龍世界』シリーズ第2巻。前作では、ちょっと抵抗のあった、イルラックと卑褸の絡みもだいぶ慣れてきて、割りとテンポ良く読み進めることが出来ました♪「五龍大陸」を取り巻く世界観も、徐々に明らかになってきて、面白さがアップしたように感じます。本書は、ユギの親友である碧耀の話しでしたが、珞尹の正体も分かり、ますます目が離せません!個人的には、武先生こと武智勒が好きなキャラクターで、また登場して欲しいなぁ!余談ですが、松本テマリさんの描くカバーデザインもお気に入りです。★★★☆☆2020/05/04

うにねこ

16
中華ファンタジーの第二巻です。今回は、一巻の主人公ユギの友だちの碧耀のお話でした。ユギとは正反対のキャラクターの碧耀ですが、最後の変わりぶりは、よかったなあ~。そして、老大嬢と老大爺の愛になんだか感動しました。大きな展開を期待させる感じで終わったので、三巻に期待しています。2013/11/25

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