ファミ通文庫 暇人、魔王の姿で異世界へ 時々チートなぶらり旅

著者名：藍敦【著者】/桂井よしあき【イラスト】

KADOKAWA（2016/03発売）

• ISBN：9784047309784

内容説明

やりこんだオンラインゲーム『グランディアシード』がサービス終了を迎えた日。単独で大ボスを討伐し、チート級のアビリティを得た吉城は、いつの間にか見知らぬ場所で目を覚ます。魔王と見紛うかのような中二病装備を纏った自キャラ、カイヴォンの姿で……。そんな彼の前に現れたのは、吉城のセカンドキャラ、理想的な外見をもつエルフのリュエ。カイヴォンとして戸惑いながらも彼女と過ごすことになった彼は、次第に気づいていく……自分がこの世界で、神話レベルの英雄として語り継がれていることに！　単独でラスボス攻略、レベルはカンスト、チート級のアビリティを持つカイヴォンが魔王の姿で世界を跋扈する！　自由気ままなぶらり旅、ここに開幕!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[異世界西郷さん]

イラストが桂井よしあき氏と知って購入。なんか、オンラインゲームのサービス終了したものの何故か自分が自機キャラになっててしかもゲームの世界から抜け出せないってどっかで聞いたことあるなぁ。この作品の一番の見処は、今までの一人で暮らしてきたリュエがカイヴォンと出会うことで水を得た魚のようにイキイキしていく様なんじゃないかと思います。読みながら、灰色の景色が色づいていくような感じがしました。ただ、素の文章は軽すぎな感じもして読者の好みが別れるところなのではないでしょうか。次巻ありそうですね。次も読みたいです。

2016/03/20

[サキイカスルメ]

魔王装備外してもただのイケメンです、ありがとうございました。MMORPGグランディアシードのサービス終了日にラスボスを倒したカイヴォンが、そのまま数千年後のゲームの世界へアバターのまま飛ばされるお話。そこにはセカンドアバターだったエルフ娘リュエがいて一緒に旅をすることにという展開でした。時々チートではなくずっとチートでしたね。チート主人公は苦手なことも多いですが、カイは大丈夫でした。少し天然ぽんこつなリュエといると、頼れるお兄さん的なほのぼのさですし。続きも楽しみです。

2016/03/04

[METHIE]

まとめサイトでオーバーロードとの類似を指摘されているが、こちらは人間でヒロインはサブアカウントで主人公に対して一途という感じ。文字通りのぶらり旅なので気楽に読める。

2016/04/29

[真白優樹]

自分がプレイしていたゲームの世界の数千年後に転移した青年が仲間と共にぶらりと旅する物語。―――敵がいない異世界道中、どこへ行く。自分達が神話と語り継がれている世界での文字通り敵がいない戦闘、そして一人称の軽快な語り口、今回は舞台の説明と土台の構築といった印象なので大切なのはこの先の展開だろうか。何だかんだ長い付き合いになりそうな若いパーティもいるし、あと必要なのは明確な旅の目的とかそういうのだろうか。彼らはどこへ旅をし、何をなしていくのだろうか。誰もが彼を放っておかない気もするが。 次巻も楽しみである。

2016/03/01

[柏葉]

なるほど、これはエルフ娘のかわいさを愛でる物語だ。

2016/05/14