角川ビーンズ文庫<br> 箱入り王女の災難 恋と絆と女王のエチュード

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角川ビーンズ文庫
箱入り王女の災難 恋と絆と女王のエチュード

  • ISBN:9784041038406

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内容説明

召し使いの体に乗り移ったまま、元に戻れない王女フレデリカ。そんな折、国王が襲撃され意識不明の重体に! さらに隣国の革命軍政府から会談の申し入れがあり、フレデリカが国王代理として出席することになり?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

合縁奇縁

88
『敵国で正体がバレる!?』召し使いの体に乗り移ったまま、元に戻れない王女フレデリカ。 そんな折、国王が襲撃され意識不明の重体に! さらに隣国の革命軍政府から会談の申し入れがあり、 フレデリカが国王代理として出席することになり?「箱入り王女の災難」シリーズ第3弾。一連の事件は黒幕がわかり無事解決するのですが、「あれ?これで終わりなの」って印象が強く、なんかちょっといろいろと不完全燃焼な感しです。このお話は設定がしっかりしていて掘り下げていく要素が満載だと感じていたので、長編シリーズになるものとばかり考えて2017/09/12

ひめありす@灯れ松明の火

69
王女様はそりゃ箱入りで、何もさせないのだから何もできなくて、本当に彼女自身を信用していなかったのは彼女自身で。天使のような姿だけが褒めそやされて、声を聴いてくれる人は誰もいなくて。でも、一つずつ自分の力でできる事が増えて、彼女を信用してくれる人がいて。声を、話を聞いて貰える様になって。彼女が最後の天使と出会うのはいつの事かな。結婚式あたりで気が付いてくれたら御の字ですが、結構死ぬ間際まで気が付かなかったりして。駆け足の打ち切りエンドですが、めでたしめでだしなのでよかったと思います。そら豆人形、気になる……2017/04/10

翔(かける)

39
第3巻、完結。長く続くシリーズものとしてプロットを練っていたんだろうな~、と感じる終わり方でした。1巻で物足りなさを感じた部分は、物語全体の伏線だったことも判明。フレデリカとグレーテルの入れ替わりは未解決のままですが、打ち切りと知っていて読んだので、きれいに終わって良かったなと満足しています。ただ、シュガアプ、封鬼花伝と比べると、一番好みの作品ではあったので、もったいなかったなとも。最近の少女小説は、3巻を超えるか超えないかがボーダーな気がします。昔だったら続いていたのかもと思うと、なんだか複雑です。2018/04/15

shizuca

32
まだまだ続いてほしかったシリーズがここで終わってしまうとは。ユリウスの狂犬モードがフレデリカにお目見えして彼の狂気がぐわっと増してこれからどうフレデリカに絡んでいくのかが楽しみというところだったのでとても残念です。黒幕や隣国での革命の余波、政治結社の行動などツメツメでもっとゆっくりじっくり読みたかったです。フレデリカが成長してイザークとどう進展していくか、とかもっと読みたいです。イザーク、とてつもなく独占欲強そうなのでユリウスとのやりとりとか見たすぎる。ゴロンゴロンなラストは小説の醍醐味です。2016/06/04

ななりー

30
シリーズ最終巻。これで終わっちゃうんですね。話はきれいにまとまったけど、もう少し見ていたかったなあ。フレデリカは国王としての道のりを順調に歩いていて、成長を感じられました。温かい心で、色んな人の意見を取り入れるいい王様になると思います。イザークとのキュンキュンするシーンもあったりして良かったです。黒幕はビックリだったけど、ユリウスが一皮剥けられたかな。初めてカッコよく見えました。グレーテルも素敵だった。天使の残りが誰なのかも気になるし、フレデリカとイザークのくっついてからも見たいから続編出してほしいな。2016/05/21

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