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内容説明
「余生」などいらない!長生きが簡単な時代だから、いい死に方を真剣に考える長寿社会にあって、人生の円熟期を私たちはどのように生きていけばよいのか。何を考えながら、余生を過ごせばよいのか。著者は、自然に生きること、仕事は年老いてもずっと続けること、書く人間になること、つねに締め切りを設定して生きてゆくこと、がんばらないこと……など様々な提言をしてゆく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫砂茶壺
6
何だかいろいろ残念な本。心臓移植が「殺人」とされないために脳死の概念が持ち込まれた、というのはふーんと思ったが、あとは死にまつわる雑多な文章がダラダラ続くので4分の3まで読んで脱落した。頻繁に挟まれる英語の語注は何の目的があるのか意味不明だ。学生の頃、この人の本が好きで何回も読んで影響まで受けたはずだったのに、数十年ぶりにこの本を読んでこんな仕上がりになっていて長い溜息が出た。2018/03/03
とく たま
5
著者の思考の海に飲まれて、よくわからないが、自殺がいけない理由は、親鸞より五木寛之よりも納得出来る説明がされている気がする。本題の「死ぬ力」はよくわからないけど、読み返せば分かるかな?2022/08/25
讃壽鐵朗
4
一杯やりながら書いたようないい加減なところもあるが、以下のことが印象に残った。 人間の三大タブー;人肉食、近親相姦、殺人。 老人に必要なもの;メガネ、車、テレビ、パソコン。 最大の長寿要因。 墓は、不死である魂の魂を封印するために作られた。 ストレスのないところへ回避してきた人間は、半人前で準備不足の人間。 人間は言葉を持つ唯一の生物で、それが他の生物より優れている理由。 各々の人生には、起承転結必ずある。 2020/02/09
イワ
2
著者が思いつくまま書いているように思えていまいち言いたいことがよくわかりませんでした。自分の理解力が足りないのかも。2018/04/15
星野紗奈
1
最近すごく死にたい気分になっていたので、図書館で死に関する本を探していたところ、この本を見つけた。事実と意見の区別がはっきりされていたうえに補足も多かったため、話が比較的抵抗なく頭に入ってきた。著者の考え方も興味深いものだった。自分の考え方に近い部分もあって、受け止めやすかったのかもしれない。死にたいときにこうして他者の意見を読んだことで、憂鬱な気持ちがいくぶんか和らぎ、少し冷静になれた気がした。2021/03/07