内容説明
絆、斬り結べ。 総本山が猛攻を受けてから一ヶ月。復興作業に従事していたアルクは3つの目的のため、休暇を取ることに。1つ目は刀を研(と)ぎに出すこと、2つ目は兄・頼雅(よりまさ)に会うために里帰りをすること、そして3つ目は、ソバが遺した言葉にあった村・ドトルに行くこと。 相棒のユニと、なぜか同行する「烏(からす)」の円(エン)と共にドトルを訪れたアルクは、そこで「府津羅(ふつら)」の名に反応する兄妹と出会い、襲撃を受ける。アルクを鬼(おに)の子(こ)と呼び、復讐(ふくしゅう)を叫ぶ二人を斬るが、同時に自らの出生の秘密を知る。 胸に抱いた疑念の答えを求め、アルクは再会した兄に問う。自分は何者なのか? そして兄は――。 無頼派和風バトルアクション、絆(きずな)を問う、クライマックス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
29
文字を使った和風バトルアクション第四弾。ソラを失い、心の拠り所を無くしたアルクが頼雅に会う為に里帰りをする所から始まる話。めっちゃ面白い。府津羅の血とは一体何なのかというシリーズ最大の謎に切り込む一連の流れは、シリーズ総決算に相応しい迫力と熱量に溢れた素晴らしいものでした。府津羅兄弟による舞のごとき剣戟の数々は、二人の絆も合わさりシリーズ最大の盛り上がりを見せてくれたと思います。兄弟がお互いの事大好きすぎて他のヒロインが霞むレベル。耳掻きプレイも健在だったし、今回も大満足。第二部も期待してます。2016/01/23
Yobata
18
ソラを失い、失意の淵にいたアルクは兄・頼雅に会うため休暇を取って里帰りすることに。その際に寄ったドトルの廃村で府津羅の名にする者たちの襲撃を受ける。その襲撃者からかけられた言葉によりアルクは自身の血に疑いを持ち…。第一部完。ソバの遺言で立ち寄ったドトルで知ってしまった自身の出生。あれだけ兄との劣等感を忌避し,府津羅の血から逃れたいと思い、陣士となったけれど、実際は本当に府津羅の一族ではなかった事を知った時のアルクの絶望は相当なものだったけど、この2人は府津羅の剣として絆が結ばれている。当主の実力と→2016/01/22
ナカショー
14
今回は飯テロよりも耳かき描写のほうが濃かったですねwアルクに耳かきされて骨抜きにされてる兄が特に印象に残りましたw今回が第一部完ということで第二部も楽しみです!2016/12/30
活字スキー
9
いや、今回も晩杯さんは大変素晴らしい仕事をなさっておられますけども!二巻続けて表紙が男二人ってラノベとしてどーなの!?自分は円推しなんだけどもう絶対無敵お兄ちゃんルート確定なの?ww毎回、まとまりの悪さはあるものの色々とアサウラらしさと新しい挑戦を感じさせてくれたシリーズ四巻、今回も臓物振り撒く血みどろアクション満載で第一部・完。あとがきとか見るとDX編集部での扱いとか結構心配だが……これがアサウラの平常運転だと信じて大丈夫かな?大丈夫だよね?2016/01/24
niz001
8
第一部完にしてアルクと府津羅巻。ついでにバックグラウンドも色々明かされる。やっとわだかまりも融け、「ヤバイ、頼雅が死ぬ流れか?」と思ったけどそんなことは無かった。その頼雅まで遂にアルクの耳掃除の虜にw。2016/01/24
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- 和書
- おばさんの金棒