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内容説明
六道辻成は一見どこにでもいる普通の少年。しかし、彼の姉はスゴ腕霊媒師で、さらに辻成自身も妖(あやかし)の血を引く少年なのである。六道家には口の悪い呪いの人形や、見た目は怖いがマヌケな妖怪など魑魅魍魎(ちみもうりょう)が押し掛けて毎日大パニック! 辻成の平和な日常をブチ壊していくのだった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
22
『怪談少年』のアレンジ版?最初は邪悪な妖怪たちも、いつのまにやら家族になっているという優しい展開が温かい。お父さんに化けた幻魔が良いなぁ。仕返しは57億年後って・・・。生き人形も化け猫もオリジナル版より可愛くなっていた。いや、昭和テイストが馴染んで落ち着きます。2015/12/14
くさてる
19
不思議な姉と僕、たくさんの居候たちの生活を描いた連作短編集。いやもうとにかく葉介先生ならではのこの味がよろしくて。笑いと恐怖は表裏一体とはよくいうものの、その隔てているはずの薄皮があちこち破れて両者が混じり合っているのが素晴らしい。そこにほんのわずかのセンチメンタルもにじんでいて、そこがまたいいのです。美しい描線もコミカルなタッチも両方楽しめて実にお得。大好きです。2015/12/31
なつ
13
六道姉弟が引っ越した家に妖怪の居候が住み、にぎやかさも女子のお色気シーンも倍増。各話タイトルはアニメのパロディ多めなのですね。ハチャメチャドタバタな笑いのそばで辻成が過ごす日常は現実なのか、夢の中なのか・・・もし目が覚めたら幸せなのか・・・そんな考えがよぎっていく。2019/03/16
やんも
5
やっぱりギャグ路線へいかざるを得ない作者のならい。広い借家に引っ越したので妖しい居候がごろごろと……その中で、唯一表情の変わらない西洋人形が異色、まともがシュールに見えてしまうのだ。2016/01/09
よわむし
5
前回の「怪談少年」はシリアスなストーリーが多めだったのに対し、こちらはコメディアンタッチなストーリーが多め。同じキャラクターで、ここまでティストを変えた漫画を描くのは高橋先生の得意技。どんどん大暴れするキャラクターが増えていく。高橋先生がこの作品を楽しそうに描いてる姿が目に浮かぶ。シリアスとコメディーを混ぜながら、ぜひ連載を続けて欲しい。2015/12/30