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内容説明
つかれた体をひきずって、旅をつづけるリーフたち。めざすは「うごめく砂」。砂の前に立つ、石碑の言葉をたよりに、3人は広大な砂丘にふみこんだ。そこで目にしたものは! 愛と友情と闘いのファンタジー。大ベストセラー冒険ファンタジーの文庫化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
歩月るな
6
改めて読むとやっぱり、こんなに短い本だったのか、とつくづく実感してしまう。未だあの頃はどっぷりと作品世界に沈潜して読めたから、川を越える時のアクババやら、宿屋の夜の一幕やら、スリリング極まりなかった事を思い出す。淡々と進んで行くが故に、余計な挿話も無く研ぎ澄まされている物語だなと感じる。それにしても、人を疑う事を知らない時期にこいつを読むと、人生において学ぶことが非常に多いのではないかと思う。それは幸福なことかもしれない。あとひとつは、影の憲兵が酷い目に合う様はなかなかの見所。もちろん蜂は仕事が早いのだ。2018/08/08