世界を威嚇する軍事大国・中国の正体

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世界を威嚇する軍事大国・中国の正体

  • 著者名:小原凡司【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 徳間書店(2016/02発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198640750

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内容説明

中国の軍拡が止まらない。南シナ海では人工島を建設して領有権を主張し、艦隊派遣を明言しているアメリカとの間で一触即発の危機を引き起こしつつある。日本では平和安全法制がようやく成立した段階だが、現実はすでに遥か日本の先を行っているのである。日本は領土的野心を露にして軍事大国化する中国に対抗できるのか。中国軍の最新兵器の能力を写真入りで具体的に紹介し、その運用面での問題点も指摘しつつ、日本のあるべき安保体制を構想する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

T坊主

8
1)共産党主導の社会を維持していく為には国民にそれなりの強がりを見せていかないと政権が持たず、社会の不安定化になる。2)解放軍は土着化し有力者と癒着しやすいので習近平はそれを自派の構成にしようとしている。3)軍が使用する武器は外観は欧米の最先端技術と遜色ない程度になってきた。4)とんでもないハイペースで戦闘艦を増大させているが、運用や戦術の理解に基づかない艦艇の設計は運用を開始してから問題が派生する可能性が極めて高い。5)中国では権利意識が先に立ち、必要だからコピーしても構わないという意識がある。 2016/06/14

かおりん

6
日米同盟があっても全て守ってもらえない。日本の軍事的貢献に制限があるし、サイバー分野でもまだまだ力不足。巨大化する中国だが、アメリカには勝てないとわかってるから軍事力を振り回す。日中間のいびつな関係、中国の今後の動きに日本はどう対処していくのか。安全保障法制の行方が気になる。2016/07/20

読人

3
保有兵力などのハード面の数字だけではなくソフト面にも踏み込んだ戦力分析が行われている。南シナ海が中国にとって戦略的に重要な理由は、原潜による米国に対しての核反撃能力を維持することで抑止力を保持することにある、東シナ海での日本への挑発は日本が南シナ海へ関与しないようにするため、という解説には目を見開きました。現状では自衛隊海軍が中国海軍を上回るという分析にはホッとしましたが、遠くないうちに追いぬかれそう。日本にも抑止力が必要です。 2016/03/12

りうかん

0
とてもリアリティのある、軍事方面からみた中国を解説した本です。あと、中国の考え方、技術の不法な取得やコピーについて、が非常に興味深い。誰かが中国人という人種はある意味非常に合理的な人種なのだと表現していたのを思い出す。2016/09/03

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