角川文庫<br> 絃の聖域(上)

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角川文庫
絃の聖域(上)

  • 著者名:栗本薫【著者】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • KADOKAWA(2016/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784041500484

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内容説明

人間国宝、長唄の安東流家元の邸内で女弟子が殺された。左手には三味線のばちが握られていた――。犯人は内部の者としか考えられなかった。二代にわたって妾を邸内に住まわせているこの家では、夫婦・親子の間で嫉妬や憎悪が渦巻き、誰かが誰かを殺す動機には事欠かないほどだった。しかしなぜ女弟子が? 警察が謎の糸口もつかめないまま、やがて第二の殺人が……。名探偵・伊集院大介が初登場する、本格推理の名作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たか

22
名探偵伊集院大介のデビュー作(上下二巻)。 この頃の栗本薫は、まだ正統的なミステリを書いており、エラリー・クイーンを意識している印象を受ける。C評価2017/11/14

MATHILDA&LEON

11
長唄の家元邸内で起きる殺人事件。閉鎖的で複雑な人間模様に、最初は混乱しっぱなしだったけれど、中盤から俄然面白くなり、スピードアップ。作品の雰囲気は、今で言う京極夏彦のような感じで、読み応え抜群。謎が幾重にも張り巡らされ、何とも言えぬ怖さが纏わりつく。そんな中、伊集院大介という人物の存在が安心感を与える。彼の洞察力が、どう生かされるのか、この連続殺人の犯人は誰なのか、下巻に期待!2014/05/27

あおさわ

8
伝統と格式に凝り固まる家元の家で起こる殺人事件。旧家独特の愛憎と美醜が現れて面白かったです。初っ端からびっくりなシーンがありましたがこの二人もどうなるのか…。犯人もですが一族の人間関係の結末も気になります。2010/10/27

Tanaka9999

7
伊集院大介の探偵レビュー作らしい。栗本薫は、芸術の家元の世界とかの退廃的な雰囲気はすごくうまい。実際はどうかわからないが、ありそうな感じがある。殺人事件はある意味サブのような感じがしてしまうのは、どうしてだろうか2018/09/10

バジル

6
今更初読み作者さん。旧家で起こる殺人事件は、子供の頃読み漁った横溝作品を思い出させてくれ、非常にドキドキしました。まあ今のところ、それ程のおぞましさはありません。名探偵もまだ何もしていないので、下巻にあっと驚くのを期待です。2019/04/16

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