内容説明
日本を代表するトップアスリートは、家庭でどのような教育を受けたのか。
親がしたこと、しなかったこと。12家族から見えるそのルール。
世の中には「天才」と称されるスポーツ選手が何人もいる。天才って何? 大量の汗とともに磨かれる技、そして肉体と精神、その上に成り立っている競技スポーツに生きる選手に対して、「天才」という曖昧模糊とした言葉には違和感がある。その疑問から始まった、トップアスリートの親へのインタビュー集。多くの読者に好評を博した2003年刊の同テーマ書籍に続く第二弾。今回は、萩野公介(水泳)、白井健三(体操)、桐生祥秀(陸上)、永井花奈(ゴルフ)、石川佳純(卓球)、木村沙織(バレー)、井上尚弥(ボクシング)、竹内智香(スノーボード)、藤浪晋太郎(野球)、宇佐美貴史(サッカー)、宮原知子(フィギュアスケート)、大谷翔平(野球)の親へ取材。それぞれ育て方には個性がありながら、数え切れないほどの共通項もあった。筆者がそこで導き出す、天才の作り方とは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
こうせいパパ
11
トップアスリートの親達の子育てについて良く理解できた。いずれも親がその競技を始めるきっかけを作っているが、強制することなく自主性を促すような言動をしている。親も一緒に汗を流し、同じ方向を向いている家庭が多い印象を受けた。子育ての参考にしたい。2022/08/30
小桜花子
4
読み進めていくうちに、天才の親達にはやはり共通点があった!それが何かは、読む人によって感じ方が違うので一概には言えない。恵まれた環境だったり、素質や本人の努力はもちろん、子供をフォローする親達の頑張りもすごいですね。2017/04/16
ムーミン
4
「どの親もトップアスリートに育てるつもりはまるでなく、その競技を通してちゃんとした社会人になってほしいと願っていた。社会人としての常識を学ぶ手段としてスポーツの場を選んだ。」P.220「12人の親は、トップアスリートに育てることが目的ではなく、その過程で智恵を付けさせることが最大の目的だった。長い人生を豊かに過ごしてほしい。そう願って子どもの成長を顕微鏡のような目で見続け、愛情をたっぷり注いできたのだ。」P.2212016/10/09
anken99
3
久しぶりに再読した。トップアスリートの両親に丁寧な取材を行い、その子育てについて話を聞くという内容。大谷、石川佳純など、まさに世界をまたにかけるアスリートが、どんな家庭から巣立っていたのか。いずれも共通していたことは、子供を1人の人間としてみなし、また、親が子育てを心から楽しんでいるということ。だからこそ、天に与えられた才能が、花開いていくということか。前回読んだときから時間がたち、私自身の子供も10歳になっただけに、とても参考になることが多かった。良書。2024/11/21
ポチポチ
3
尊重することや判断を委ねることも必要。主体性をもって取り組んで欲しい。やはりアスリートになるのは第二子、第三子と兄や姉がいて、常に上の子に付いていくように頑張る子が多い気がする。そして親たちがきっかけを作ってあげて、子供がやりたい!というスイッチが入ったらサポートに明け暮れる。そのハードすぎる生活を親として当然ですと当たり前にやるのだから、結果を残す人のそばにはそれを支える人が必ずいる。スポーツに限らず言えること。野口英世やトーマスエジソン、ヘレン・ケラーも一緒。1人では大成できない。2024/04/29
-
- 電子書籍
- 大正恋愛活動【電子限定おまけ付き】 2…
-
- 電子書籍
- 趣味の文具箱 Vol.50
-
- 電子書籍
- ノヒマンガ(1)
-
- 電子書籍
- トリガーハッピーウィッチ! 2巻 まん…
-
- 電子書籍
- ケメコデラックス!(5) 電撃コミックス




