内容説明
ラディーヌ王国の王女でありながら、王宮で暮らしたことのないロザリア。赤い髪の娘は魔女だと言われているため、田舎にある離宮に追いやられたのだ。だが、国が侵略されると、服従の証として、敵国の軍を率いていた青年と結婚させられることになり…!?(魔女の処方箋 薔薇色の媚薬)他、雑誌掲載時に絶大な人気を獲得した作品群を完全収録!! 全6編収録の恋の短編集。
目次
三千寵愛在一身 梨花一枝春帯雨
三千寵愛在一身 桃の夭夭たる
魔女の処方箋 薔薇色の媚薬
魔女の処方箋 エメラルドの祝福
私の愛しい宝石姫
私の愛しい宝石姫 朝の贈り物
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
16
短編集と思って手に取ったら、最初の2編がほかのシリーズ(まだ読んでない)の番外編でどうしようかと思いましたが、まあ読んでなくてもいけました。結婚する2人の短編集ですね。3作目→4作目、5作目→6作目と、続きの2本目があっま。シリーズで買ってるので続きも行きます。2016/12/24
さぁちぃ(積読本消化中…)
8
短編集。サラって読めるし、全部王道な展開だから面白かった。すれ違いからラブラブ展開、ごちそうさまです(笑)宝石姫が一番好き、魔女の処方箋も良かった。雨降らす花のその後が読めたのも満足。2013/03/10
透馬なごみ
6
さくっと読めました。各ヒロインはみんな共通してお淑やかで健気です。ヒーローは魔女の処方箋以外は似てるかなと思います。魔女の処方箋のヒーロー・レイノルドは嫌悪してるところから始まるので。でも結局舞台設定が違うだけでキャラそれぞれは似てると思います。なので、短編としてバラバラのテンションがこないからさくっと安定して読めます。2014/07/29
織花
5
砂糖衣の甘い花菓子のような物語が詰まった短編集。すれ違い夫婦(婚約者)の王道もだもだらぶらぶが楽しめます。いいやねー、とときめきました。宝石姫のらぶらぶが、なんだか好き。2012/01/08
雷華
4
王道系恋愛もの、中華風と洋風が二本づつ計4本の短編集。私は二つ目の公主になって大好きな人の国へ嫁ぐ話が好きですね。互いに永遠は無いからこそ今が宝物と言うところがいいです。でも、もうちょっと各話をじっくりガッツリと味わいたかったかなと言う感じもあり。表題作なんか特にそう感じてちょっともったいないかなと……。異国へ嫁ぐ話も出合いとかその辺も読んでみたかったです2015/11/25