内容説明
父のスーパーで店長代理として働く勇悟。ある日、居眠りをした彼が眼を覚ますとそこは異世界だった!! 突然の事に戸惑っていると、領主だという少女ソレイユが現れ「このシャルール地区復興のために力を貸して欲しい」と求められる。地区再建のため、勇悟は経験と知識を生かして総菜を開発したり、詰め放題タイムセールを行ったりと周囲が驚く案を打ち出していくのだが――!? 第17回えんため大賞特別賞受賞、現代知識で異世界経営ファンタジー、登場!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
21
「えんため大賞」の受賞作品なので、ネット小説と違う切り口を期待したのですが、あんまり変わらなかった、フツーにおもしろい、残念(理不尽な(笑))。スーパーマーケット店長代理が、異世界の借金を背負って活気を失った商店街を、立て直すよう依頼される話。彼の活躍を見守る新聞記者のマサムネさんが、渋いイケメンでなかなかカッコいいのと、異世界の獣人のみなさんが、とてもチャーミングでした。2016/01/31
椿
8
異世界での商店の立て直し、スーパーマーケット風に。エリスもソレイユも、もうちょっとでしゃばってくれた方が面白かったかも。この世界には、警察みたいなものは無いのかな。続きがあるなら、読んでみたい。2016/05/07
晦夢
6
そこは極刑でいいだろ(過激派2016/02/21
サキイカスルメ
6
私はコロッケにはソース派です(え)父親のスーパーマーケットの代理店長をしていたユーゴが、異世界に呼ばれて借金を返すお手伝いをするお話。スーパーマーケットというよりは商店街のイメージかな、なんて。面白かったです。ソレイユが可愛い。真っ直ぐに頑張るユーゴもよかった。クレーム対応は、難しいよね。無茶なことを言ってくるお客様、そして数の暴力……胃が痛くなりそうになりながら読んでいたので、颯爽と表れたソレイユが女神に見えました。結構トントン拍子に良い方向へ進んでいくので、あっさり感はあったかな。2016/02/16
524
6
☆6 【爪は甘い】異世界に飛ばされた主人公が、借金に悩む商業地区を救う異世界コメディ。最近よくある、異世界+サービス業の作品。ただ安売りしてはい解決、という内容だったらブチギレてやろうと思ってたが、案外に試行錯誤してたのはよかった。全体的によくまとまっているが、このテの作品にありがちなあからさまな妨害キャラがあからさまな妨害をして、主人公たちを困らせるのだが、それに対して主人公自身が回答をひねり出せてないので、やっぱり爪が甘いと言わざるを得ない。【お気に入りキャラ:シルドラ】2016/02/01