角川文庫<br> 戦国無頼

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角川文庫
戦国無頼

  • 著者名:井上靖【著者】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • KADOKAWA(2016/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041216392

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内容説明

天正元年(1573年)、陥落目前の小谷城には、佐々疾風之介と立花十郎太、鏡弥平次がいた。疾風之介は自分を慕う女、加乃を十郎太に預け、2人を城外へ逃がす。残った疾風之介は織田勢に斬られ瀕死の傷を負うが、野武士の娘・おりょうに助けられ、生き延びた。弥平次も一命を取り留めたが、やがて海賊の長に。一方、十郎太は共に逃げるうちに加乃に惹かれていき……。無常な争乱の世を舞台に、男女の数奇な運命を描く戦国ロマン。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

46
面白かったです。主人公5人が時代に翻弄されながらも強く絡み合うのが印象的でした。2021/03/13

河内 タッキー

9
戦国時代の侍といえば、主君のために惜し気もなく命を捧げるイメージだ。しかしここで登場する3人の侍は、そんな、命を投げ打ってまで尽くそうと言う考えはない。ただし逃げることはない。最後まで戦い、その上で生き続けようと思っている。佐々疾風之介も死ぬつもりはさらさら無い。死ぬことを恐れているわけではない。いつも負ける側に仕えてしまうが、なぜか死なない宿命を持っているようだ。そんな疾風之介が重症を負い死に瀕した時、自分に尽くしてくれる女性に生死を委ねられた。その時、生への執着が生じた。感動的だ。2018/05/23

koryuuuuu

1
比較的堅めの文体の割には、感嘆符や疑問符など、記号が多用されていたように感じる。恐らく読みやすさを重視したのだろうか。 非常に面白い小説。主人公5人の運命は、時に大きな力に愚弄されながらも、深く深く絡みつき、時には読者の予想を良い方向に裏切ってくれる。読み進めるにつれ、驚きが重なる小説。お勧め。2010/06/30

デンティスト

0
巨匠の本ですけど、なんだかまどろこっしくてなかなか前へ進めませんでした。2010/01/26

私的読書メモ3328

0
4割ほどでリタイア。主人公各の男三人、ヒロイン二人のいずれにも共感も好感も持てず。当時の倫理観はよくわかりませんが、さっさと手籠めにしてしまわないのは不自然に過ぎて、あまりにファンタジーに感じられました。2021/08/29

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