山と溪谷社<br> ヤマケイ新書 ドキュメント 山小屋とコロナ禍

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山と溪谷社
ヤマケイ新書 ドキュメント 山小屋とコロナ禍

  • 著者名:山と溪谷社=編
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  • 特価 ¥550(本体¥500)
  • 山と溪谷社(2021/01発売)
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  • ISBN:9784635510684

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内容説明

コロナ禍により、営業継続の危機に瀕している日本の山小屋。
山小屋主人の肉声を多数取材し、山小屋存続のヒントを探る。

2020年、「コロナ禍」により、大半の山小屋が、定員を大幅に減らしての「営業継続」か、もしくは「休業」のいずれかの選択を余儀なくされた。
営業継続を選択した山小屋のほとんどが、売上は激減しながら、感染対策に多大な労力を強いられた。
その結果、民間経営の山小屋の多くが、営業継続の危機に陥っている。

山小屋は、ただ登山者を泊めるだけの存在ではない。
登山道整備、トイレやキャンプ指定地の管理、悪天候やケガ・病気などの際の避難場所、そして遭難救助の拠点にもなるなど、さまざまな公的な役割も担っている。
山小屋が営業をやめてしまえば、荒れた登山道を歩かざるをえなくなり、山小屋やテントを利用しての縦走ができなくなり、遭難者は増え……、と、登山愛好者にとってよいことは何ひとつない。

本書は、山小屋が2020年のシーズンをどのように過ごしたのか、多くの山小屋を取材し、実情をレポートする。
そして今後、山小屋はどうしたら存続できるのか?
私たち登山者は、山小屋存続のためにどんな協力ができるのか?そのヒントを探る。

[登場する小屋]
黒百合ヒュッテ(八ヶ岳)、高見石小屋(八ヶ岳)、池の平小屋(北アルプス)、北岳肩の小屋(南アルプス)、甲斐駒ヶ岳七丈小屋(南アルプス)、薬師沢小屋(北アルプス)、マナスル山荘本館(入笠山)、両俣小屋(南アルプス)、真砂沢ロッジ(北アルプス)、ほか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

61
コロナ禍で様々な業界がダメージを受けたが、山小屋の経営もその例に漏れず。考えてみれば登山という行為も旅行と軌を一にしているから、不要不急の外出を皆が自粛すると真っ先に登山人口減るんだなあ。自分も先にコロナがある程度収まった頃地元の山に登ったのだが、そこの山小屋もいつもに比べれば閑散としており、見ていると不安を覚える。協力のつもりでいつもよりお金落としてきたけど。あと内容は主に山小屋の感染に対する取り組みが中心になっているが、物資や人出が限られている中出来る事には限界があるなと。早く元通りになって欲しいな。2021/12/29

ぷるぷる

5
山小屋の状況を調査したレポート。経営者の方々へのインタビューで創意工夫のコロナ対策と登山者激減に耐える話を聞いていると応援のためにも山に行ってあげたくなります。 予約しまくってドタキャンするマナーの悪い登山客がいるってのが悲しいね。コロナだけが理由じゃないでしょうが現実的に閉鎖に追い込まれる小屋もこれから出てくるのが予想されているのが切ないんですが、個別の事情も考えるとこれもまた時代の流れとも思います。個人としては知識をしっかりつけて対策を怠らずルールとマナーを守って山行するってことしかないですね。2021/02/23

Yasutaka Nishimoto

3
山小屋に泊まったことのないほど日帰りしかしたことはない。でも、ルートが後半に来れば来るほど、山小屋を見かけるたびに、「明日休みなら絶対泊まるな…」という気持ちにさせてくれる場所。テント持参で言っても同じ。とにかくあの屋根の下で休みたい。病院で働いていた時に、コロナ黎明期で、その感染防止の方法がなかなかわからなかった。標高の高いところにある山小屋がこれだけのことをやっているのかと脱帽した。2023/11/12

Sats

2
宿泊した山小屋に置いてあり読了。コロナ禍で大きく影響を受けたのは山小屋も然り。山小屋はサービス業である以前に登山におけるインフラであるので、営業を続けることは本当に大変だと痛感。本書では実際に山小屋の関係者がどのように苦労をして乗り越えようとしたのか、それを赤裸々に語ってくれている。貴重であるし、登山者にはぜひ一読して欲しい一冊。2022/10/01

Humbaba

1
コロナによってこれまでとは別のやり方をしなければならなくなった業界は多い。山小屋もまたその一つである。水が貴重な山小屋において、毎回消毒をするというのは負担は大きい。そうして経費は増える一方で、客足は遠のく。そのため利益は減少してしまい、どうすれば続けられるのかについてもよくよく考える必要が出てきてしまう。予約制により必要数を把握数rというのはメリットがある一方でユーザの不便を強いることにもなる。2024/04/13

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