角川文庫<br> 転校生

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角川文庫
転校生

  • 著者名:沢野ひとし【著者・イラスト】
  • 価格 ¥462(本体¥420)
  • KADOKAWA(2016/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041813065

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内容説明

東京・東中野から千葉の海辺の町へ引っ越したのは中学生の時だった、夜9時になるとすっかり人通りもとだえてしまう地方都市で、僕は高校生になった。制服のまま入った初めての喫茶店、先輩に教えられたエレキギターとレコード、タバコ、ビール、そしてレイコとの出会い――。少年から大人へと移りゆく季節の不器用な恋を描いた「転校生」ほか、青春の情景をリリカルに綴った短編集。どこかなつかしく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nemuro

5
網走市立図書館から借りて、1回延長の末に読了。これこそ、2013年最後の一冊。沢野ひとしは定期購読している「本の雑誌」でお馴染みのイラストレーターですが、絵も文章も、なかなか味があって好きです。巻末を見ると「「本書は、1985年4月、株式会社本の雑誌社から刊行された単行本『太田トクヤ傳』を改題し、文庫化したものです」とのこと。そうかぁ、我が阪神タイガースが21年ぶりにリーグ優勝と日本一を果たした、あの年の刊行かぁ。などと、勝手に懐かしんでいる次第です。2013/12/31

博多のマコちん

2
筆者は椎名誠の中高校時代からの友人(仲間)。フワフワ浮いているような、始終ボーッとしているような、それでいて時々ビシッとしたセリフを吐く、何とも不思議な人。さし絵に出てくる人物のつぶやきも場違いなことを言ってるのに可笑しみがあり、好きです。本書での文体も普通の文章をいくつか連ねているだけ。なのにボンヤリとした味わいを感じるのは何故?。ツラツラと書いている若き日の突っ込みのない恋物語が、いかにもその時代や筆者の雰囲気を表していて、「アーッ、こんな感じだったなあ、あの頃は・・・」って思うのも歳のせいか? 2018/11/28

つちのこ

1
表紙絵もそうだが、本の雑誌に載せている適当な?イラストより、自著になると気合が入るのか、味があっていい。1996.8.10読了。 1996/08/10

カンパネルラ

0
エッセイのような小説のような。投げやりな感じのする文章なのだが、どこかしらロマンチックでペーソスがある。元々イラストレータなので絵も多い2006/09/06

shiaruvy

0
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